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C50−62さんのレビュー一覧

投稿者:C50−62

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欲張りすぎて消化不良気味

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今更、国鉄でもあるまいがという半信半疑の思いで購入した。たしかに鉄道発祥から昭和62年までの切符に興味を持つというのはよほど特殊な人種の方々であるに違いないだろう。
前半に紹介されている鉄道古文書や海外博物館・資料館蔵書からの転載は圧巻である。とても1個人の鉄道ファンが調べきれる内容ではなく著者の周到な調査・分析には頭が下がる思いである。逆にJR化以降の乗車券については簡単な制度変更の解説のみで図版も殆ど無く、「今」をしか知らない若い方々には大いにもの足り無さを感じられるかも知れない。
執筆時点で明らかにされているIC乗車券や携帯電話機能・クレジット機能付き乗車券や各種交通機関共通利用推進への取り組みなどについて、一言触れておいて頂きたかった。
タイトルから推察される、歴史的事実の列記と資料の羅列だけではない。結構筆者の“思い入れ”が強く感じられる本である。特に末尾の資料編で10余頁を割いて掲載されている「愛国から幸福ゆき切符」の顛末は、ほほえましいと言うよりは筆者の切符への愛着を強く感じられる場面でもある。惜しむべき点は、年代・切符の種類により内容がすごく濃いところ、薄いところが混在しており著者も取捨選択に苦労されたであろう事が伺える。あと30%スペースがあればより完璧なものとなっていただろうと推測され残念である。本文に説明が記載されていて図版のない物が結構あり、ちょっと消化不良で物足りなく感じるのは私だけではないだろう。
タイトルの「切符」だけでなく古典的車両の図面や写真も掲載されており、広く鉄道全般の考古学書として位置付けておきたい1冊である。

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