のど飴さんのレビュー一覧
投稿者:のど飴
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紙の本くらのかみ
2004/03/01 22:28
くらのかみ
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表紙を開けた瞬間に目に入るシリーズ独特の模様。ページをめくると、透けた紙と絵。もくじに入るまでにどきどきしてしまいました。
場面は夏休み、主人公は、なだらかな山のふもとにたったお城のような大叔父さんの家に父に連れられてやってきました(緑をベースにした村上勉さんの絵がきれい)。
大叔父さんの後継ぎを決めるために来たのですがそこで事件がおこります。
1つめは主人公のように親に連れられてきた子供たち4人で死人ゲームをしようとするといつのまにか子供が1人増えているという事件です。皆知っているのに1人増えている。ざしきわらし?
2つめと3つめと4つめは何者かに子供たちの親が狙われるという事件です。お父さんお母さんが危ない。結局2つは子供たちが親を救います1つの事件はとめる事ができませんでした。
犯人はだれ?! 行者のたたりか?! アリバイと推理で考えてゆくと誰も当てはまらない。ちょっとまった!! あの人は? と思えば作者がその思いを察して主人公にこう言わせます。
「忘れたの? 子供は一人多いんだよ。」
一気に読んでしまいました。えっ? もしかしてあの人? いやそんなはずが。大人に子供の気持ちはわからないんだなー。大人って鈍くてこわいなー。人間って欲深いなー。と本を読んだあとに思いボーっとしてしまいました。
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