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ぽち・ざ・どっぐさんのレビュー一覧

投稿者:ぽち・ざ・どっぐ

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紙の本医療倫理学のABC

2005/01/10 16:46

眼からうろこのアドボカシー論

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この本を一読して、眼からうろこが落ちた。それはきわめてユニークなアドボカシー論についてである。多くの看護系の医療者にとって、医師のパターナリズムに対抗して、弱い立場の患者を護ること、患者の権利を擁護することが看護の役割であり、そのための「錦の御旗」がアドボカシーと考えられてきた。しかし、著者は言う。「患者が十分に自立的でないことを前提にして成立するもので、(アドボカシーとはすなわち)一種のパターナリズムである」と。患者のために良かれと思って、患者の真意(これも著者は否定する)を考えずに、医療者の価値観を押し付けることがあるとすれば(実際には善意の押しつけが多いようだ)、これは暴力であるという。全編をとおして、医療を批判的に語るが、その一方で、若く感受性豊かな看護学生にたいして、暖かいまなざしにあふれる語りである。医療とはなにか、どうあるべきか、考えさせられる良書である。

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