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創元推理文庫編集部さんのレビュー一覧

投稿者:創元推理文庫編集部

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本飛蝗の農場

2002/04/03 15:57

編集者コメント

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 幻惑的で、恐ろしい、なのに抗しがたい……『飛蝗の農場』は、その忌まわしい魅力で、最後の一ページまであなたの心をつかんで放さない。
                        ——ジル・ペイトン・ウォルシュ

離れ業の結末を秘めた心理スリラー。親指締めで拷問されでもしないかぎり、この結末をばらすつもりはない。
                        ——マーク・ティムリン

シリアル・キラーが跳梁するスリラー、心理サスペンス、興奮物の活劇……それらのあいだを巧みに擦り抜けていく、緊迫感あふれる徹夜本。
                        ——ヴァル・マクダーミド
バーバラ・ヴァインの伝統につらなる、精巧なスリラー。
                        ——『ビッグ・イシュー』

 本書『飛蝗の農場』は、英国の新鋭ジェレミー・ドロンフィールドが満を持して放った長編デビュー作です。
 めまいを誘う冒頭(京極夏彦の『狂骨の夢』をどことなく連想させます)から、徐々に物語の背景が見えてくる俯瞰の中盤、そして、迫力の攻防に息つく暇もないスリリングな終盤……二枚腰、三枚腰の筋運びは、ずっしり読みでがあり、加えて、この結末はどうでしょう。最終ページに思わず唸り、あたまから読み返したくなるに違いありません。
 忘れがたい体験となるはずのこの驚嘆のミステリを、どうかお見逃しなく!

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紙の本学寮祭の夜

2001/11/22 16:36

内容紹介

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 探偵作家のハリエットは、昔の級友の頼みに応えるべく、遠ざけてきた母校オクスフォード大の学寮祭に出席します。『毒を食らわば』で、同棲相手を殺害したと訴追されたことから、母校に負い目を感じている彼女としては複雑な感慨をおぼえるわけですが、その夜のうちに、けがらわしい絵を描いた紙切れを拾い、翌日には、学衣の袖に卑劣な中傷の手紙が忍ばされているのを見つけます。幻滅の一幕。ところが数ヵ月後恩師から、匿名の手紙と不快な悪戯が学内を震撼させているので、犯人の正体を突き止めるのに一役買ってもらえないか、という手紙が届きます。かくして、『死体をどうぞ』における探偵合戦とは異質の、緊張感を孕んだ犯人追及劇の幕が切って落とされる……。
 第二次世界大戦前夜に発表された本書は、ある伝説に包まれています。つまり、この本をもってセイヤーズはミステリから離れてしまった(あるいは、著しく構成が弱い)、という。前作『ナイン・テイラーズ』の難解もしくは文学的という評判がそうであったように、この伝説もまた、大いなる誤解の産物だと思います。緊密な構成のもと、ピーター卿が名推理を展開する純然たる犯人捜し小説であるうえに、豊かな含蓄をもつ人生洞察の物語でもある——本書の中で目指されているのは、そうしたことでしょう。著者畢生の力業と言うに足る、英国黄金時代の名作です。どうか、まっさらな頭と心でご味読ください!

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紙の本永遠に去りぬ

2001/11/22 16:33

内容紹介

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 夏の盛りの黄金色の日暮れ時、ウェールズ国境の尾根筋で、私は四十代なかばの美しい女性と出逢う。しょせんは見知らぬ旅人のはずだったが、後刻その女性は無惨な二重殺人の犠牲者となる。揺曳する彼女の面影は、私も含めた人々の胸に、いかなる傷痕を残すことになるのか……? 最初期のめまぐるしいほどに紆余曲折を繰り返した作品群からすれば、シンプルといってもいい構成の物語です。そのぶん、深くなりました。とりわけ、主人公たちが、齢を重ねるなかで自然と変わっていくさまが心に残ります。もちろん、そこはロバート・ゴダードの小説。時が流れるかげで、さまざまな火種が仕掛けられ、中盤以降それが燃えあがって、のっぴきならない方向へ事態を押しやるあたりの巧妙さには舌を巻きます。しかしながら——ううん、やめておきましょう。当代随一の語り部がその底力を発揮した本書を味わうにあたって、これ以上の能書きは不要。どうかご堪能ください。

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