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渡辺順子さんのレビュー一覧

投稿者:渡辺順子

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虫たちの世界って、こんなにおもしろい!

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 ファーブルという名前は、有名な昆虫学者としてきっとみなさんもご存知のことでしょう。庭を実験室として生まれた『昆虫記』は、一躍ファーブルの名を世界中に知らしめました。この『昆虫記』がいかにしてうまれたのか、本書ではファーブルの息子、ポールの目をとおして父親と虫たちの世界を生き生きと伝えてくれます。

 1823年に南フランスのサン・レオンという村に生まれたファーブルは、標本の収集にばかり熱中する昆虫学者とはちがいました。彼の関心は、昆虫の「行動」そのものだったのです。そのための根気とがまん強さといったら!道ばたにすわりこんで、毎日何時間でも一ヶ所の蜂の巣を見つめつづけ、しまいには密猟者と間違われて逮捕されそうになったり、お百姓さんからモグラの死体を三十匹もゆずりうけ、庭にちりばめて死体に集まるシデムシの観察をしたり…。


 きっと、この本を読み終えたとき、昆虫が大好きな人はもちろん、これまで昆虫には興味のなかった人も、思わず外にでて、小さな虫たちの不思議な世界をのぞいてみたくなるでしょう。

 
 けっして教室だけが授業の場ではなく、大自然のなかには学ぶことのできる教材がたくさんあることにも気づかせてくれる一冊。

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