サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. リス親爺さんのレビュー一覧

リス親爺さんのレビュー一覧

投稿者:リス親爺

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本ブロークバック・マウンテン

2006/10/20 22:26

「たまたま好きになったのが同性だっただけで自分はストレートな人間です」は詭弁というものだ。

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今春公開された映画の原作です。澄み切った自然の中での、腐女子垂涎のシュチュエーションにほだされて、早速原作を購入しました。
映画は原作を忠実に映画にしていまして、時系列も両者大きく異なることなく展開して行きます。
映画を見て、「愛は反芻であり、一番輝かしかった日々を二人で追体験するために、現在を生きているのではないだろうか」という感想をもちました。原作を読んでそれが間違いではなかったと確信できました。
ジャックとイニス。遠く離れた恋人たち。二人はブロークバックマウンテンで過ごした日々を思い出しながら、何度も山に登りました。しかし、決してブロークバックマウンテンには登らなかった。二人は一緒に暮らしたいという夢があって、しかし環境(住んでいる地域の差別や自分たちが選んだ家庭)がそうはさせなかった。青春の日々から二十年後、彼らが再びブロークバックマウンテンに登ったところで、彼らは気付いてしまうだけだったのです。あの輝いていた日々は一瞬で終わりを告げたこと。後に残されたのは、生活レベルに差が出、個々に様々なしがらみを抱えた自分たちだけだという事実。それを正面から受け入れるほど、彼らの人生は潤っていなかったのではないでしょうか。
映画同様、女の心を切なくさせる幻想の物語でした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。