桜木陽さんのレビュー一覧
投稿者:桜木陽
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2007/02/01 22:45
天皇・皇后の初の公式訪問が決まったバルト三国を知るためのこの一冊
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ビーケーワンの皆様、ご苦労様です。私はこの作品の著者の桜木陽(あきら)です。読者の方のみだけでなく、作品を作る側である私どもからのコメントを積極的に求めておられるということを読みまして敢えてこの場を借りてこの作品を紹介させていただきます。
この旅のエッセイで私は、バルト三国(エストニア・ラトビア・リトアニア)、中欧(オーストリア・ハンガリー)、トルコそして中国、つまり三度の一人旅の体験を綴っています。
その中で今年、2007年、特にマスコミの脚光を浴びるのがバルト三国だと思います。5月に天皇・皇后陛下の初のバルト三国訪問が決まっているからです。
ドイツからやっと独立したと思ったら、すぐまた約半世紀に及ぶ旧ソ連の支配下で苦しみ、1991年に念願の独立を果たし今年16年目を迎えたバルト三国、EUにも加盟し、更なる発展が期待されます。過去の暗さを感じさせない旧市街はいずれも世界文化遺産として訪れる人に夢を与えてくれるでしょう。またリトアニアには日本のシンドラーとして約6千人ものユダヤ人の生命を救った杉原千畝の足跡があります。交通ルールや民族性の違いなどツアーでは味わえない一人旅ならではの細やかな観察と視点でまとめたこの書が、多くの方々に読まれ、バルト三国を知る手助けになれたらと思っています。
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