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それ行け!!残飯マンさんのレビュー一覧

投稿者:それ行け!!残飯マン

34 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本おまえが若者を語るな!

2009/08/20 14:05

著者におおむね同意しますが疑似科学者に統計解析を望むのは無理

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

そもそも基本的な論理や集合の概念も馬鹿にしている人たちなんだから統計の有意性とか分析できるわけ無いですよ。そういうことしたくないからひたすら語って騙ってるのであって彼らに社会科学の基本的文法を望むのは無理ですね。精神科医はキホン疫学とか統計学を知らないというのがいろいろなホンを読んで私が獲得した常識です。どうも精神科医は数値を重視する一般的な技術者の集合からは除外したほうがよろしいようです。露出狂の精神科医なんかよりも町の内科医さんとかの方がよっぽどリテラシーに長けてますよ。多変量解析とかきちんと知っているので驚きました。あと社会学者ですがこれは2系統あって、きちんと統計学等数理系の訓練を受けた方と語りしかできない人がいます。大体メディアにでるのは後者ですから必然的にたたきたくなる人しか露出していません。ですからまあテレビをつけても雑誌を読んでも著者は怒りっぱなしになるわけです。メディアは研鑽を積んだ正統派よりも語り系や精神科医、あとは何が軸か分からない評論家しか登用しませんからね。「進学支援の教育臨床社会学」という本はいですよ。正統派の社会学者と学生がいるという証明ですので手に取ってください。個人的な提案としては疑似科学者に向けて統計学の入門書を後藤さんがあらわすのはいかがでしょうか。じゃんけんとかさいころの組み合わせ計算から初めてカイの二乗検定を経て多変量解析にいたる平易で壮大な入門書を香山さんでも分かる程の詳しさで書かれては、災いは根源から経たないと憤死しちゃいますよ。

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紙の本時価会計不況

2009/08/19 22:59

この分野では珍しいトンデモ

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

有価証券評価益が未実現である事について、
やはり著者の言い分は私には納得できません。
理論上企業のファンダメンタルに株価は収束するはずです。
ですから売り注文が吹き荒れたとしても企業の実質価値以下の値段で長期に渡って株価が売買される事はないはずです。また短期的に売りの殺到し株価が大幅な値下げをする場合評価益計上の妥当性について事前の見通しに無理や恣意性があったということでしょう。時価評価をなした弊害ではなくやはりこれは経営者不正の部類であり内部と外部の監査で対処すべきです。短期に、それほどの売りで暴落するほどの株はそもそも評価益なんて計上できないはずでしょう。発行元の会社からおかしな話が膾炙しているはずですから。

田中先生の意見には、企業を内外の悪意や不利な状況を会計での処理と表示で何とかしようという発想が感じられました。会計に政策を持ち込んでいます。会計はそういう意図が存在するのか否か環境にどう対処しているかの指標です。たまさか不正に手出しできないよう経営者を縛ったり助けたりする道具になったとしてもそれは結果論でそうなれば良いのであって果たさなければいけない一義的な命題ではないはずです。スピードメーターを究極的にまで改造したとして果たして危険運転がこの世からなくなるのでしょうか。指標としての働きを追求している真っ最中に更に危機の芽を摘む実質的な効果まで織り込むのは事態を複雑化させる一方でしょう。スピードメーターがある危険水域に達すると猛烈に発光でもしてドライバーの視力を奪い取る、計測器であると同時に危険を抑止する装置でもある、田中先生は会計をそういう風にとらえているのが印象的でした。抑止は自動ブレーキであったり駆動系に施せばいいでしょう。それは会社の監査部門や証取委のモニタリングにあたります。監視のためには会計に政策を持ち込むよりも良き指標としての側面を徹底する方が役割分担できて実効性あります。

なぜか連結会計についての論考もありますが
まったく読むに値しません。まじめに弊害と利益を考量しているような誠実さは感じられませんでした。

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最初に悲観論が多いが進むにつれて真意と楽観論も

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

●かなり面白かったです。通説をなぞるような感じですが語り口が軽妙洒脱でかなりこなれてます。編集者さんが相当てだれなのか本人が若人と混じるようになって一皮向けたのか。早めに読めば3時間くらいでいけるでしょう。つっかえる箇所もありません。ただ判りやすいということはよくできた話で複雑さを捨象して通説や独りよがりに依拠した床屋政談レベルなのかもしれません。それでも面白いのでお奨めします。
●ただ組織を飛び出す布石として著者の勧める論文寄稿はいやだなあ、匿名性守れないでしょ。うーん、業界だけに名前がとどろくようないい方法は無いのでしょうか。転職のための自己PRの手段を相当塞がれているのにアメリカの手法を執拗に導入する財界はいいとこどりのわがまま娘のようですね。
●それから雑用を引き受けるなっていうのは明らかに中高年向けのメッセージですよね。これ若手に同じようにしろと・・・・・、
空気を読みすぎて本当に試されている瞬間に決起できないのは社会の害悪だと思われますが、
ただそういう立ち上がらなければいけない空気を読んではいけない瞬間を突破するには普段から奇矯な振る舞いはしないほうがいいんじゃないでしょうか。普段従順な人がなんだかきな臭いことを言い出しているというのは威圧感があるしひとの目をひきつけます。そういう風にいざというとき衆望を集めるためにも平時においては雑用を無難にこなす必要があると思うんですが。普段からはねっかえりだと「ああまたなんか言ってる」的な失笑で応えられるという結果しか招かない気もします。ただ雑用一切まかりならんというエキセントリックなキャラ作りは示威行動として有効な気もします。そういう奴だと刷り込めばしめたという気もするし。どっちがいいんでしょう。
●東大が一番かは別として受験競争に勝利することは新しい発見をする力には結びつかない、そういう主張ですが、ただ私思うに身の回りの便利なものを調べるとどう考えても有力大学のひとが作った物の方が多いんですけど。独創性をそぎ取ると著者が主張する受験勉強に過剰に適応してしまったのにもかかわらず何で独創性が残ったのでしょうか。それが疑問です。教えて欲しいです。あと10代は遊びにスポーツもバランスよくとおっしゃりますがやはり極端に何かにかぶれるのも一興だと思いますが。本当にバランスのいい若者ってそれこそ新しい物を発見する力にほど遠い気がします。第一面白くなさそうですね。受験勉強はおいておいて何かに極端に集中して取り組む、執着する、悪くないと思いますけど。織田信長もかぶくという習俗にとことんのめりこんだんでしょう。バランスがいい日々を送っていたらあんな怪将は果たして生まれたのかどうか。

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これほどとは・・・・・・。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

●かなり認識不足を戒められました。これを読まなかったらこれに登場するようなキ印教師に準ずる存在に私がなっていたかもしれません。程度の問題ではなくかなり認知の仕組みが異なっているということです。理解力不足とか段取りが悪いとかそういうことでは全く無い本当に根本から異なるので標準的な授業形態では彼らにとって拷問以外の何者でもありません。それにもかかわらずどの子もどの子も頑張り過ぎるくらい頑張ってそれでも空回りする様が切なくて切なくて、読めば判るのですがよくある努力してあと一歩及ばずとかそういう次元ではないんです。精一杯の力を振り絞って寝る間も惜しんで時間もかけているのにほんの少ししか前に進めない本当にほんの少しだけ。これを続けたら多分死んでしまうでしょう。どうにか勘と空気を必死に読むことで学校生活をしのいでいるもどかしさが生々しく伝わってきました。
●本人たちの経過も興味深かったですが人それぞれの歩み歴史を覗かせてもらえてとても楽しかったです。まだまだ若い方がほとんどですが試行錯誤・紆余曲折そして突破のきっかけは我々が読んでも役立つはずです。一緒にいろんな人たちの子供時代を旅することができて何だか忘れていた様々なことを思い出しました。悲しいことも多いですが非常にノスタルジーをくすぐります。
●でもやっぱり本はすらすら読めるようになって欲しいですね。これだけお手軽で時間を忘れられるツールと付き合えないのはおせっかいですけどもったいない。医学と心理学の進歩を祈ります。自分も関心を持ち続けようと思います。
●この子供たちの特徴として情緒的には非常に安定しているということです。上で書いたとおり際限ない努力が続けられるのも感情が安定しているからでしょう。当方ような者よりも対人関係だって上手かもしれません。もしこの本を読んでうちの子もと思った親御さんに注意を喚起します。学習だけでなく性格面でも特異な場合ディスレクシアではない可能性がありますので初めから下人の招待を絞り込みすぎる性急な対応はできる限り避けてください。

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やばすぎる、一流大学で行われた下流講義

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本当にどうでもいいことっていうかこれ暗黙知でもなんでもないでしょう。わざわざこんなことに学生に時間を割かせたのでしょうか?ああもったいない。こんな戯言聴くなら専門学校行って数十万高い授業料払って何か資格取ったほうががまだましかもしれません。というより多分みんな知ってることですからここに書いてるようなことに引っかかる人いないと思います。普通に新聞読んで普通に人の話聴いてれば嫌でも溜まっていっちゃう知識ですからね。わざわざ講義するほどのなかなあ、こういうこととくとくと語って恥ずかしくないのだろうか。高校とか高専だったら良いですよこういう内容は奨励したいくらいです。これをどこでやってるかが問題なんです。東京大学ですよ。レジュメ配っておしまいでいいと思う。読めば15分くらいで理解できる人たちだから。連帯保証人とかさあ、何で期待して本買ってそんな今更なこと吹き込まれなきゃいけないのだろう。当たり前のこと普通に生活してれば知っていることしか書いてないのでこりゃ導入部で最後はもう一ひねりあるんだなあと堪えましたが結局同じ調子で最後のページを迎えました。最近は学生でも株式とかやってるしこれに書いてあるレベルじゃ満足できない人がほとんどでしょう。ああがっかり。誇大広告、畑村先生が主役張ってくれればよかった。金融関係の知識が少しでもある人は絶対に手を出さないでください。東大の講義だからだんだんレベルアップして行くのかと期待するとはずします。最後まで低調な発展性の無いひどい講義です。しかも露骨に自分の価値観まで若人に刷り込もうとするし。

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紙の本セカンドスプリング

2009/08/19 23:48

主人公は作者ではない気がします。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

●はじめだけ読んでゆくと主人公の視点だけなので彼が作者の投影なのかと思いましたが数箇所一人称が変化する箇所があります。やはり作者は神の視点で観察しているのだと思います。哲也氏は作者がとりそうでとらない行動に突き進むオルタナティブ自分であると思いました。職業が異なるのもこれを示唆してしているのでしょう。またなんとなく会話が空騒ぎというか寒々しい感じがするのもそんな気がします。急速に男女が接近してゆく様もわびさびが皆無で本当に言葉は悪いですがまるで中坊みたいです。作者がご自身を投影しているのであればもう少し紆余曲折を描くような気がします。
●また登場人物たちは非常に言動が若々しく少年少女のようですがこれもいろいろ理由がありましてまあつまり主人公以外は家産があるということです。実家が豊かなんです。あるいは配偶者がプロフェッションだったり。苦労知らずなので成熟できなかったというようにも読めます。一人は家賃収入で一人にいたっては医師なのですが金を積んでなったような趣旨のことをほのめかす発言をしています。医者なんて大学でたら同じガハッハッハみたいな、なんか救いようのない感じでした。可憐な少女が数十年後颯爽とした女医さんになってという落ちでは終わらず更に三流私大出だったという二段構えはなかなか奥深いですね。いろいろもまれた末、でも中学校から変わってないねというのは魅力ですが、たぶん主人公以外は通常よりかなり楽な歩みで年をとっていると思います。変わってないねというのがほめ言葉にかろうじてなるのは主人公くらいでしょうか。発展家なのが気になりますけど。●総じてはしゃぎすぎの群像たちにはちょっとついてゆけませんでした。実家や旦那が金持ちっぽいのも鼻持ちならなかったし。私は好意はもてません。完全な安全地帯で後顧の憂いもなくほれたはれたを謳歌するお気楽極楽な中年男女に私はどうしても共感は沸きませんでした。しかも今のご時勢です。●表紙に惹かれて買いました。春の訪れを匂わせ咲き誇る桜に振り返りざまの蠱惑的な女性の表情、非常に清冽な印象で思わず手にとってしまいました。いい季節ですよね。がだいぶ表紙の印象と違っていて何だかねっとりした感じでどうもあれれ?でしたね、本当に表紙のデザインは素敵だと思います。

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前田正治医師のような人にも公金が投入されているのでしょうか?

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

●まず原告浅川婦人は何らかの記憶傷害を追っている可能性があります。裁判やっている場合でしょうか、速く精密な検査を受けることをお勧めします。かなり重篤です。クレーマーというのは小さいミスを大げさにしたり失敗でないことを失敗に見立てる人たちです。ですから浅川和子のように無かったことまで話し出すのはクレーマーではなく何らかの重篤な脳障害を負っている可能性があります。虚言癖はあまりに失礼なので私はそう考えたいです。とにかく速めに検査を。●それからこれを読んだ感想として奥さんもまあかなり凄い人なんですけどこれはありがちですね。え!!こんな人がありがちだったら社会は大混乱だよ?って考えるのは早計です。大体どこの家庭でも家族がブロックしますから。そこらへんがこちらの“ファミリー”ではまったく機能してなかったみたいですね。特に真っ先に待ったをかけるべき旦那が一緒に前のめりになってるさまは衝撃的でした。仕事とかもう部下をお持ちな年頃でしょうに職場でも彼らに翻弄されていないか心配です。その意味で私はこの問題を最も大きくした最大の戦犯は原告の夫である浅川卓司であると考えます。●これから述べるのは偏見です。読み飛ばしてください。教育委員会だけ勤めて校長になるような奴はろくでもない輩しかいません。教師を務めず校長になる奴は要注意です。自分が小学校のとき遭いました。生徒の前で部下をしかったり朝礼で声を荒げて起こるんですけどその原因を言わなかったり。この原告の奥さんよりやばい人でした。みんなあいつからは卒業証書をもらいたくないってひそひそ話してました。あなたの地元でも教委上がりの校長が着たら署名して降ろすことをお勧めします。

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紙の本入門!論理学

2009/08/19 22:39

入門でこのアプローチはきついと思います。

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

●あまり“入門”を真に受けないようにしてください。とても興味深い趣旨に則っておりますが本当に初めて学ぶ場合は挫折する可能性が高いです。まず論理学の基本は命題自体の正しさと論理的正しさの違いを理解するということ。これを真っ先に飲み込まないととても混乱するし単なる屁理屈やパラドクスの類と勘違いしてしまいます。それにはまず縦読みの文字よりも真理表と解説を見比べてデジタルに解釈した方が非常に楽です。本書と本書で紹介されている「論理学をつくる」を両方読んだ私の正直な感想です。特に「~でない」は「~である」の対義語にあらずという趣旨のくだりは思考一般に対して豊かな発想を与えますが論理学を学び始めた人間に真っ先に投げかける問いではないと思います。こういう足踏みをさせる必要が果たしてあるのかどうか。●そして自然演繹法、これも初学者にはまずいです。公理と定理に各々の関係と概略を理解するには役立ちますがやはり命題自体の正しさと論理的な正しさについて明快な区別・判別を直感的に得るまでは至らないと思います。やはりタブローでデジタルに学ぶ方が初心者の荷は軽いし近道でしょう。タブローはまず論理的な正しさの検証法であると同時にそれを学ぶ過程で論理的な正しさの意味そして命題の正しさとの違いがどんどん浮かび上がってくる非常に便利なツールです。●というわけで初心者にはあまりお薦めいたしません。あとがきで紹介されている「論理学をつくる」の1部を一度ざっと読んだあと本書を手にとってください。これをあちらの橋渡しに上梓されたようですがむしろ向こうの1部までの内容の方がこちらよりも入門者向けです。●本当の初心者以外の方へは文句なしにお薦めです。論理学の体系について難解さを避けつつ疑義や問いが随所にちりばめられております。これが「論理学を~」においてやむをえず脇に置かれてしまったお荷物なのです。

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紙の本逆説の日本史 14 近世爛熟編

2007/08/30 01:07

話題が多岐で飽きないけれどついてゆくのが結構大変です。

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

●一国でなぜ2つの通貨制度を採ったのかP207~著者の意見も尤もですが私は2つの経済圏の帳尻合わせだと思います。経済学では常識ですが徴税等所得の再分配なしで生産力に落差のある経済圏へ均衡をもたらしたい場合種類の違う通貨で変動相場制を採るのが非常に有効です。関税などよりもかなり強力な実効性を有します。買い被り過ぎかも知れませんが江戸の為政者にこういう直観力があったのではないかと私は期待したい。祖法大事な無能ばかりではなかったと。●忠臣蔵は著者にしてはあまり意外性のある論は展開されませんでした。新史料の発掘マイナー史料の提示や新奇な解釈もありません。出回っているオーソドックスな史料にコロンブスの卵のような常識論でごもっともな謎解きを見せてくれました。ただこの説は結構新書系の歴史系蘊蓄本では相当流布されています。浅野氏の家系にまつわる忌まわしい出来事とそれに関連する本人自体の気質、戯曲とは相当掛け離れた巷の彼への評価、大石の真意、などなど、結構これらは最近になって他の識者も提唱されています。著者が嘆くほど日本人の赤穂事件観が戯曲の影響にどっぷり浸かっているとは思えません。むしろ次の段階に入り様々な解釈が入り乱れ単純な忠義物語りと片付けている小説の方が稀でしょう。学会は文壇より遅れているのでしょうか?●綱吉名君論は実に心地よく雄弁な名誉回復の過程を垣間見たようで非常に面白かったです。がこれも著者がおっしゃるほど日本人の綱吉イメージが犬くぼう一辺倒という訳ではありません。ようやくこの段階を脱し初めていて再評価の機運は高まっています。少なくとも民間では。学者さんではない普通の歴史マニアが読むような本ではどちらかというと名君肯定に傾きかけているでしょう。●が綱吉が名君なのは理解できましたがなぜ日本人の倫理観を大転換させるような荒療治を目指したのでしょうか。別に他の政策で頑張ってもいいでしょう。なぜ人々の生命観に注意が向いたのか。その動機について予測も含めて言及しないのが残念です。私はやはりハンディキャップが鍵になると思います。なんらかの身体的な欠陥によって彼は相当の死線をくぐり抜けてきたのではないでしょうか。その際いろいろな人々の手厚い看護や思いやりを受けてきたのだと思います。非常にひねた人格の持ち主としてエンターテイメントの世界で描かれがちな彼ですが意外に人の優しさ情にはまあまあ恵まれた環境で育ったのであろうと忖度しました。そういうギリギリでどうにか生き延びた人間からしてみれば虫けらのように人を人とも思わない戦国の気風は忌ま忌ましく憎むべき対象になると考えるのが自然です。●ハンディキャップと言えば秀吉についても興味深い話が明かされています。小柄とか猿面とかそういうありふれた話ではなく「え!!」と驚くような事実です。●新井白石の通説どおりの評価に異議を唱えています。現実主義的武家政権肯定派ではない彼の真意を暴いています。ただやはり彼の経済音痴は揺るがない事実です。もう少し批判的に突っ込むべきでした。特にこの手の本を読む人には彼の最大の失策を頭に留めておいて欲しいです。●朱子学を儒学一般と混同されかねないように扱っている記述が多いです。ひどいのだと同一のような書き方もありました。ほかの学派と対比した方が分かり易いと思います。特に陽明学の要旨と照会すれば朱子学の特徴の理解に役立つはずですがそれをしないのがちょっと残念でした。●琉球幕府島津三すくみの関係を分りやすく説明しています。時系列的に元禄よりかなり前の話ですが非常に重要かつ興味深いトピックですので読んで時間の損ということはないでしょう。

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ここまで分け入るならいっそのこと

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

●ここまで本格的に解説するならばいっそのこと仕訳からやってしまった方がもっと簡単に理解できると思います。新書なので仕方ないかも知れませんがストックとフローがどうリンクするのか具体的な勘定科目数値まで設定して突っ込んだ解説をしているのに仕訳だけを頑なに避けることもないでしょう。●仕訳を避けている点が返って分かり易さを阻害しているのが難点ですが簿記のテキスト以外でここまで本質を理解させようと努力している本は稀です。それも図や解説だけでなく数値例も交えています。●P140~P150で、棚卸し資産と売上原価の決算でどう結び付くのかと減価償却の処理について解説しています。これこそが会計の本質及び貸借対照表と損益計算書がどうリンクするのかを学べる典型例です。非常にていねいに解説しておられまたこのような入門書でここまで手を突っ込んでいる本は珍しいです。がここまでやるならやはり仕訳まで分け入った方が話は早いだろうにと思います。またこの箇所を理解できた方は本格的なテキストで学んでも挫折する可能性は少ないです。自分の適性を見極める試金石としてこのページから読み始めるのも間違いではありません。●5章発展編はこの本を手に取るような方が熱心に読む必要はあまりないです。会計の本質は、このページより前段階で作者の説明についてゆけたならば十分習得可能です。5章の内容を本書の厚さと手法で学ぶのはちょっと無理があります。どうしてもという方は会計のテキストお求めください。●財務分析は本書の内容にほとんど含まれておりません。手軽に会計を学ぼうとする人にとってちょっと本格的すぎるので面食らうかも知れません。●3表一体理解と銘打っておりますがキャッシュフロー計算書はこの本を手にしている段階の方が無理して今すぐ学ぶ必要は無いと思います。ほかの2表は一体でないと理解できませんがその際CF計算書は意味なんて分からなくても平気です。前二者だけ独立して何とかすることが先決であり可能ですので慌てることはありません。収支概念と損益概念の違いがぼんやり理解できたら本書でCF計算書の解説を見つけても読み飛ばして放置で大丈夫です。とりあえずほかの2つの計算書に全力を尽くしましょう。●この本がどうしても分かりづらい方は仕訳を伴う簿記等のテキストをお薦めします。あまり悲観しないでくださいこの本は仕訳を避けることによって返って難解になってしまった箇所が少なからずあるからです。

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客を選ぶ権利を提唱しよう。公共分門じゃないんだから。

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

●明らかに無法な輩にまでマニュアルを練ったり技術を磨いたりする必要はあるのでしょうか。接客業の方について色々啓発をしたい意図は分かりますがもう一線越えている人はクレーマーとかお客さまとか云々ではなくて司直に介入してもらう必要がある気がするのですが。●クレーマーは明らかに他の顧客よりコストを割いてもらっている訳ですね。ということは他の顧客の対価にただ乗りしているということです。店側だけでなく一般の消費者もそろそろこいつらに注意を向けて指弾する時期でしょう。●心理関係の専門家ではないので求めるのが酷ですが分類をもう少し厳格にした方がいいと思います。人格障害者と職業クレーマーあるいは人格障害が昂じてクレーマーが生業になってしまった人そして正当な要望をする一般のお客様、少なくともこの4通りくらいに分けた方がよろしいでしょう。お金欲しさの確信犯はともかく明らかに病的な人にまでテクニックを磨け礼を失するなというのはド根性頑張りズムでしょう。昔の原発や巨大プラントはこの精神主義で大失敗しました。そろそろ接客業も人間への高負担を考え直す時期でしょう。明らかな狂人はシッシと追い返すべきです。狂人への対応は明確に区別すべきであると思います。ですからクレーマーの分類も手口だけでなくそもそもそいつはどんな属性なのかで判断するべきでしょう。●いろいろな手口に分けてクレーマーを紹介するのですが私はずっとそもそもこんな奴にまともな対応をするべきなのかずっと疑問が晴れませんでした。●クレーマーには累犯がいます。著者も随所でそう述べておられます。ならばなぜもっと金融業並みにデータベースを整備しないのか。これは経営者の怠慢でしょう。どうしようもないです。最前線は下っ端だからこんな労力でさえ厭うんですね。無間地獄のようなアホくさい接客耐えているんだから後方支援くらいしっかりやれと強く思います。また著者もそういう進言をしていないのが非常に残念でした。客は選んでいいんではないでしょうか。公共部門じゃないんだからほかの客のコストを減らすためにも選別すべきであると思います。●しかしどいつもこいつもまクレーマーというよりサイコパスに近いですね。人を刺さないだけましと我慢したいところですが職場や学校を突き止めて自分がそいつらのクレーマーになって報復するのも良いんじゃないでしょうか。

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親の価値観がもろに子供へ影響しています。

14人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

●テレビでこの手の特集をする場合、かなり夢追い人なひとか無計画なひとあまり語彙が無く誤解を招く言動をしがちなひとをあえて出し、BGMとテロップでどうだ可哀想だろという演出をして明らかにちっともかわいそうだと思っていないのがもろばれな番組を作って時間を埋めます。情報操作ですね、保護したいという主張を前面に押してしかし明らかに感情的に保護したくないような人を一般的典型的サンプルとして出す。凄い生活が苦しいのに子供が大勢いる人たちとか。貧乏は自業自得という隠されたメッセージを強力に放出しています。●しかし~P89の方、申し訳ありませんが一切同情できません。夢追いびとの最悪のパターンです。まだ成就していなのに子持ち。子供がいる時点でこの本にはあまり取り上げて欲しく無かったです。あきらかにテレビの情報操作と同じパターンです。著者の優しさ憤怒は認めますがこんな人にまで寄り添う必要はないだろうと正直思いました。●5章前半で取り上げられた話が一番怖かったですね。正社員でもない人にここまで求めてここまで消耗させるのかと怖くなりました。まあここのメーカーの物は一生買いたくなくなりました。ただクリーンルーム作業者が喘息に罹患するケースが多いというにはなぜでしょう。説明が無いのでものすごく気になりました。凄い怖いSF映画みたいな話でした。●しかしこの本を読んで感じたのは思ったより計画性があるし自堕落でもないまっとうな人が多かったことです。まして1発をねらって大勝負に出て負けた人なんて一人もいないささやかな幸せで満足できる人たちばかりでした。この登場人物が欲した自由くらいも許容されない社会はかなり小さなミスで再起不能になる本当に何の面白みも無い怖い社会ですね。これくらいの試行錯誤が若いうちに許容できなくなってきたそろそろえらいことになってきたなこの国はと思いました。●5章後半~P183の話、これは労働環境も原因の一つですが私は上司にサイコパスがいたという疑いを強く持ちました。何度も読み返した印象ですがやはり人が自殺に追い込まれるような激務のある職場にはサイコパスが絡んでいる可能性を疑うことは無益ではないと思います。この本ではやはり雇用の規制緩和とそれによって起きた悲劇として扱っていますが私はちょっと違う印象を持ちました。人が死ぬような職場は制度や組織のつくりが人をそうさせている側面も否定できませんけれどサイコパスが己の嗜虐心を満たすため逆に会社の仕組みを利用しているケースも多々ある気がします。制度と同時に人災も疑った方が良いでしょう。そしてご遺族は、会社を責めるだけでなく3バカトリオの異常人格者をなんとしてでも公衆に引きずり出して奴らの人生を木っ端微塵に粉砕してしまえばよかった。どんなに強い人間でも3人もキ○○イが束になってかかって来たら身も心もおかしくなるでしょう●全体的な印象として本人を甘やかさない程度に親が資源を提供すればかなり違った道を歩めそうな人が多かったことです。逆にまともな生活を送っている30代までの人の肉親はこの程度の支援を当たり前に提供しているということです。とにかくここ一番という出費をケチる親がこの本では結構な数出てきます。それは贅沢じゃないんだから渋っちゃだめだろうとちょっとイラっとしました。あれっぽっちのお金が出せないんだったらはじめから子供なんて作るなよ、一人りで生きて好き放題すればいいじゃないか。

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紙の本論理学をつくる

2009/08/19 22:44

日本語で書かれた論理学の本としておそらく最高峰

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

●論理学の難関である完全性と健全性証明をタブローの方法を突破口にして鮮やかかつ明快に降しています。この切り口はジェフリーも同様ですが私は難しくてリタイアしました。本書は同じ趣旨でも数倍分かりやすく丁寧に解かれています。●丁寧というのは回り道も多いので覚悟してください。しかし説明は行き届いているのでイラつくことはないでしょう。●それぞれのトピックごとに演習が付いていてかつ解説も完備されているので本文の説明が分かりづらくても問題を解くことにより本質が理解できて何度も救われました。●構成上若干疑問がありました。1部は出来るだけタブローとその健全性等にストレートに読み進められる方が良かった気がします。シェーファー関数・コンパクト性定理・メタ言語と対象言語、これらは健全性等の証明には当面必要ありません。一通り終わった後のページへ回したほうが初学者は寄り道をしなくて済むでしょう。論理学に馴染む為すぐに必要なトピックとは思えませんでした。●2部は=が導入された後の健全性・完全性まで示してほしかったです。ジェフリーの本でそれが記されていますがちょっと手に余ります。●3部は以降はかなりの上級者向けですね。私は必要ありませんでした。むしろその紙面を割くより様相論理学を詳述したほうが良かったのではないでしょうか。タブローも使えるようだし、なにより古典論理学の範囲内でしょう。それから関数を導入した述語論理学も本書では言及ありませんね。最先端の紹介よりもまず古典論理学を網羅して欲しかったです。 3部以降は削ってでも2部までに付加するべきことは多いような気がします。●証明が数多く出てきます。分かり易く解かれているので予備知識はほとんど要りませんが数学的帰納法だけは確かな理解を得た上でこの本に臨んでください。それが無いと証明の読解を楽しめませんのでこれに限りは必須です。●とにかく万人にお薦めです。

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マニュアルではありません。

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●マニュアルじみたことが一切書かれていない、かといっておかしな精神論も無い、結局正攻法で行って大丈夫だということを言っています。著者はものすごい要領よさそうな軽薄な感じの人でもなさそうです。
●ただやっぱり自分を出せという著者の主張はピュアというかナイーブというか私個人としては鵜呑みにしないことをお奨めします。面接官もつたない人は大勢います。いかにもできる奴っていう雰囲気にコロッとだまされる人とか、あまりポテンシャルみたいなことは考えないで短期的な今時点での様子しか見ない人とかいますからね。正直そういう輩には自分の長短を誠実に分かってもらおうとすればするほど損です。
●一流大学生は暗記が得意な人三流大学生は考える人という捉え方をされているようですね。まあ多分仏法でいう方便だと思いますけど本気でそう考えているならばあまり現実感の無い方だなあと思いました。運動神経の鈍いひとは恵まれたひとに筋肉だけ恵まれてるから競技でいい成績が出せるとは考えないでしょ。そういう単純なウンチはいないと思います。そんな短絡的な自己欺瞞は余計に自分が惨めですから。でも学習が苦手なひとが得意なひとに言い放つのは必ず暗記が得意だからの一本やりですね、ほかのコンプレックスを抱えているひとより異様に単純な合理化をするのはなぜなのでしょう。特に理科系のひとに対して暗記が得意だからっていうの自分を納得させるための合理化には全くなっていませんし。この著者の主張でかなり繰り返しが多かったのでつい気になった事項です。

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皇室問題については興味深かった、皇室を愚弄した政治家はだーれだ、みんながよく知ってるひと

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小泉が皇室は最後の抵抗勢力とほざいていたようですね。これはオカルト・陰謀説に興味があるなしにもかかわらずおぼえておいたほうがいいでしょう。選挙に大勝したのは立派ですがそこまでのぼせ上がるようなことなんでしょうか。分をわきまえられないある意味日本の政治家として規格外の人ですね。ああいう目立ちたがりは天皇制が息苦しくてまぶしくて仕方が無いのでしょう。とにかく自分より異彩を放つ存在が気に入らないんです。党内でそういうのを排除するならどうぞご随意にというところですが天皇制にまで牙を向きますか、勘違いもはなはだしいですね。おお怖い。また皇室典範問題については皇統においても女性を一般社会なみに反映した扱いにするなんて安易な感じで考えてはいけないということです。結局、皇室から摩訶不思議な伝統をどんどん抜き取って諸外国のような普通の王室・セレブリティーよろしくつまらない退屈な存在に変えてしまいたい勢力があるんでしょう。

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