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先月(2017年5月)

CB2B6さんのレビュー一覧

投稿者:CB2B6

1 件中 1 件~ 1 件を表示

やりきれなく、いらだたしい

11人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本の議論はおかしい。

 イギリスの元捕虜がいまも非常に苦しんでいるという証言をさんざん紹介しておきながら、でも日本人も謝ることには違和感がある、だから日英でイギリスの植民地支配の責任について議論しよう、というのはおかしな話だ。

 著者は思い出してほしいのだが、これまでも閣僚の問題発言などで英米の植民地支配を批判したものはあった。その結果、日英和解が進むどころか、中韓の批判を浴び、英米に白眼視され、とどのつまりは発言を撤回し、しなくてもよい謝罪までするはめになったのである。

 ようするに、この本の議論は、肝心なところで、全然別の方向にねじれてしまっているのだ。元捕虜の悲惨な証言を紹介しながら、途中から、英米の植民地支配に批判的で、謝罪を行なう日本政府を快く思わない日本人に、むしろこびる内容になってしまっている。しかも著者はそれにまったく気がついておらず、自分こそ元捕虜の唯一の味方で友だと思い込んでいる。

 長年にわたって元捕虜に聞き取りをしてきたことを「売り」にするなら、彼らの側に立って、もっと謝罪や補償について問題を掘り下げることができたのではないか。だが、著者は、元捕虜の証言を自分とは見解や立場の異なる人びとを攻撃するために利用はするが、肝心なところでは彼らの証言を切り捨てている。やりきれなく、いらだたしい本である。


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