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ロンリーハートさんのレビュー一覧

投稿者:ロンリーハート

2 件中 1 件~ 2 件を表示

「戦史」からの学び

8人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

北朝鮮の挑戦を受け、何かと注目を浴びるトランプ政権の国防長官のジェームズ・マティス氏、首席補佐官のジョン・フランシス・ケリー氏、安全保障補佐官のハーバート・マクマスター氏の3将軍であるが、中でもマティス氏、マクマスター氏の読書家ぶりは有名である。
この本を読むと、著者である折木元陸将の知見は多くの読書に支えられていたことが分かる。特に「戦史に学ぶところの重要性」を自らの経験と、幾多の例証を挙げながら論じているところは、この本の対象としている経営者層のみならず、多分に現職の自衛官にとっても学ばなければならないことなのかもしれない。
「戦略」を考えることに留まらず、「戦史」を通じて人の何たるかを考え、リーダーシップのあり方を追体験できることが折木元陸将の著述を追っていくうちに身に染みて感じられる。
社会の変化に伴う会社組織の変革の重要性、軍の変革の重要性は、常々言われているところであるが、この本の中では、特に通信技術の進展と人間社会への浸透によって起きる様々な変化を既存の概念で理解することの限界までも示唆している。折木元陸将は、その変化を肌で感じながらその変化の本質を理解しようと努めているが故に、単に聞きかじりの知識としてではない重みのある示唆として真剣に受け止めることができる。
先にも記したが、ビジネスマンだけでなく是非多くの国の防衛・安全保障に関わる人が一度は通読されることで、何かの気付きを得られると考える。
「おわりに」に記されているように、折木元陸将は印税を全てJMASに寄付することで、現職を去ってもなお日本が行う国際社会への貢献に関わろうとされている。この本を書き上げるにも多くの労力を必要としたことが推察されるが、そこまでしてでも現職の時から一貫した信念に基づいた行動は、そう簡単にマネのできるものではない。

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紙の本哲学の使い方

2014/10/07 15:47

深い思考

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「哲学の使い方」という、正に今ある自己の生のための方法論を求めて、鷲田さんの本を手に取り、結局得たものは方法論というより、概念的なものだった。
「哲学」は、哲学を学び探求する者の「哲学」ではなく、深く考えることこそ「哲学」であるとの見方を得た。
肺活量のいる思考、ずーっと深く深く考え抜くだけの知的耐性を備えた市民になろうとすることの意義を見出すところに、答えのない出口の内容な印象の今に光が見出せる。しかし、実践の伴わない、肌感覚の反省もできないような思考は避けなければならない。

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