円さんのレビュー一覧
投稿者:円
電子書籍すべてがFになる -THE PERFECT INSIDER- 分冊版(1)
2018/07/08 22:47
原作からのファンです。
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ずっと好きな作品で、今回のコミカライズを楽しみにしていました。原作からのファンなので、キャラクターのビジュアルについては「なるほどこうきたか」という感じです。正直自分の中では犀川先生はもっと野暮ったい(誉め言葉)イメージだったので、ハードボイルド寄りなイケメンになっててちょっとびっくりしましたが、これはこれでありだな、と思いました。何よりイケメンは見てて大変目によろしい(笑)。「女王の百年密室」や「スカイ・クロラ」など、森ワールドはコミカライズしやすいのかもしれないけど、あの文章の行間から受ける印象はやはり小説ならではのものなのかなあと思います。とはいえ、漫画の一番いいところだと思うのは、絵と文章で情報を分かりやすい形にしてくれることだと思っておりまして、特にS&Mシリーズのような推理ものはありがたい。基本ぱっぱらぱーなので、ときどき推理ものについていけなくなる(笑)それでも難解なのに分かりやすいのがさすがの森先生ですね。唯一、西之園さんのビジュアルがちょっと自分の中のイメージと乖離していたので、個人的な印象のためだけに☆4にしました。
紙の本衛宮さんちの今日のごはん 2 (角川コミックス・エース)
2018/07/03 01:17
番外編で輝く男…
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最初に明記しておきます。私は赤い弓兵大好き侍です。なので今回の番外編は大変大好物でしたありがとうございます!!!赤い弓兵のごはんは「柿のオードブル」と「ドラゴンステーキ」(!)。柿はそのまま食べるのがちょっと苦手で、カプレーゼにしたりチーズと一緒に食べてみたりしていたのですが、今年の秋はベーコン巻きにも挑戦してみたいです。あとは本編に出てくる「夏野菜南国風カレー」、材料は多少変えてココナッツミルクを入れて作ってみましたが、やっぱりおいしい!もともとココナッツミルクだけをそのまま飲むぐらい好きなのでやっぱり好みでした。辛さがまろやかになります。
今回も各所にふぁてごファンならにやりとする場面が多数でうれしい内容でした。次巻も楽しみです。
2018/05/27 04:22
大学の教材で使いました
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西洋美術史を学んでいるとき、フェルメールを深く考察している本として大学教授に紹介されました。それまではカラヴァッジョやラ・トゥールに興味が向いていた自分が、一気に興味がなかったフランドル絵画に惹かれたきっかけになった本です。フェルメール当人の経歴、作風の特徴や制作の仕方の考察、当時のフランドル地方の芸術環境、当時のフェルメールの社会的な立場など、深く考察されており、一人の芸術家を深く研究している方の本です。これを読むと、世間一般の入門向け美術の本が物足りなく感じられます。お勧めです。
2018/05/24 01:40
既刊の中で一番好き
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私が鬼滅の刃を揃えた始めたきっかけの巻なので、思い入れがあります。何度読んでも、炎柱の煉獄杏寿郎という人の尊さに胸を打たれます。自分がちゃらんぽらんな人間なので、こうして自らの存在の責任、仕事の責任という意味ではなく存在の責任というものをきちんと果たしている人を見ると、どうしてもその在り方が胸を打つのです。主人公の少年たち三人の純粋さにも泣けてきますし、訃報の報せが届けられた話の後の、コミック書下ろしの千寿郎くんのカットも泣けてきますし、父寿郎()の反応も……心理描写が丁寧なこの作品らしいなあと思いました。
2018/05/24 01:29
ケイツビーさんが好きな人は必見
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寡黙で忠実な従者、ケイツビーさんが好きな人はいますか?ここにいます!!
見た目はどう見ても英国人でない彼が何者なのか、褐色の肌は見た目通り異国人だからなのかそれとも漫画上の個性のための演出なのか、前8巻にてジェーン姐さんの台詞ではっきりしましたが、今回もう少しだけそこを掘り下げてくれます。ほんの少しですが。どういった経緯で異国人の彼がプランタジネット家に召し上げられたのかは未だ不明のままですが、ケイツビーさんの見せ場がとても多い。大変よろしい。同士の方は必見です。ストーリーももちろん目が離せず、続刊が待ち遠しいです。
紙の本衛宮さんちの今日のごはん 1 (角川コミックス・エース)
2018/05/24 01:09
もっとキャラクターが好きになる!
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もともとFateに昔はまり、今何やらFGOで再び盛り上がっているらしいと聞いた頃ふと書店で目に留まり、購入しました(FGOプレイしてませんが)。本書で出てくる「鮭ときのこのバターホイル焼き」と「小松菜の和え物」は実際に作りましたが、まさに「季節の食材で、かつ冷蔵庫にありそうな食材で、基本を押さえた調理法かつひと手間加える」通りだと思います。
こくこくおいしそうに食べるセイバー、切嗣がいる頃の士郎の初めての料理、旦那さまのために士郎に料理を一生懸命習うキャスター、魚を売るケルトの大英雄、凛と桜が平和に一緒にお料理、イリヤのおめかし、顔が出てないのにその背中で存在感めっちゃある弓兵など、料理に興味がなくてもFateが好きな人なら楽しめるところが満載です。2巻もこれから購入予定です。
2017/08/01 00:09
新章突入。鬱くしい中世イングランド。
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バッキンガム公の成長した姿を見たい人は必見です(笑)同じショタ繋がり(?)でいくと、現王妃エリザベスの前の夫の息子たちの成長した姿も見ることができます。しかし「だって僕たち心配なんだ」とかしょんぼり言ってた天使みたいな子供達がこう仕上がったか…と、成長過程の環境というものに思いを馳せずにいられません(笑)
ともかく今回も見所盛りだくさんです。
紙の本超入門!やせるおかず作りおき 作りおきダイエットのヒミツ、全部見せます!
2017/06/14 00:11
タイトル通りの内容
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漫画で分かりやすく導入してくれる、やせおか初心者の入門の手引き的な内容でした。超入門とは言葉の通り、健康的に痩せる仕組みや体験者のお話など、基本的なことが網羅されています。おそらく著者の先生の別の本も一緒に買えば索引的にも使えそうです。ただ体験談や説明がかなりのページを占め、肝心のレシピは24個と、個人的には物足りない情報量…材料は手に入りやすいものが中心でした。レシピ本と言うより、やせおか入門手引きと言うべきでしょう。買う前にもっと内容を確認すべきだったなあとちょっと後悔中です…
紙の本【アウトレットブック】マイヤー電子レンジ圧力鍋でビストロごはん
2017/06/13 00:27
写真が多くて分かりやすい
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主に蒸す・煮る・炊くの3構成にプラスアルファでデザートまで作り方が載ってます。基本的な野菜の蒸し方から鶏ハムの作り方まで、電子レンジのワット数に応じた時間付きで紹介されています。カロリー表記があるのも嬉しいです。ラタトゥイユや煮込みハンバーグ、ミネストローネなどの定番から、ニース風温野菜のサラダまで、作ってみたいと思わせる写真がたくさん!ほとんど手に入れやすい定番素材中心だったのも嬉しいです。ただ割と定番の洋食が多いので、もっと凝った料理をお望みの方は物足りないかもしれません。私は十分でしたが。
タイトル通り洋食に特化した内容。今度はこの和食バージョンも出て欲しいですね。一人暮らしのアパートにはミニキッチンしかないので、電子レンジ調理必須の自分はマイヤー電子レンジ圧力鍋に大変助けられてます。たぶんマイヤー鍋自体が一人暮らし向けだと思っているんですが、本の分量も1〜2人用でした。
紙の本サウンドトラック 下
2017/01/22 22:21
崩壊していく東京を舞台とした群像劇
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音楽と暴力とスピードに満ち満ちた東京が舞台で、これほど変わってしまっているのにまだ「東京」。猥雑で暴力的な変化を飲み込んでもまだ東京と感じられる書き方が古川先生は巧みだと思います。それともそういう変化を飲み込んでしまう混沌が東京という場所そのものにあるんでしょうか。
村上龍先生の作風に近いとかんじましたが、より音楽的で疾走感が感じられます。
ヒツジコとトウタ、選択するレニ、変わっていく東京、全てが最後まで疾走していきます。地底人(傾斜人)に伝染病に武装する女子高生、要素だけ書けば無茶苦茶としか思えませんが、全てが調和して黙示録の終末へなだれ込んでいきます。音楽みたいに。
紙の本サウンドトラック 上
2017/01/12 22:11
最後まで疾走していく東京崩壊小説
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初めて読んだ古川先生の本でしたが、まるで全力で歌い上げられる音楽のような、全速力で駆け抜けるような独特の文体はハマるとやみつきになります。
変容した東京という舞台で、上巻は少女期のカリスマとなるヒツジコや、アンダーグラウンドで居場所を得ていくトウタ、そして「無性」のレニなど、魅力的な登場人物たちが疾走していきます。下巻をすぐに読まないと何も手につかなくなるぐらいの中毒性です。
個人的には『LOVE』より好きかも。こちらの方がよりエネルギッシュで猥雑で壮大な気がします。あと巻末の動物図鑑が何気に面白いです。
紙の本ワールドトリガーオフィシャルデータブックBORDER BRIEFING FILE (ジャンプコミックス)
2017/01/12 21:41
盛り沢山な内容
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各キャラクターのステータスや、この作品にはつきものの各トリガーの詳しい説明など、ゲームの攻略本に似たものを感じました。個人的にはキャラクターをお題ごとにグラフ化した図や葦原先生の質問箱が楽しかったです。
ただ原作の時系列などはないので、「あれここどうだったっけ?」とど忘れしたときは、コミックスの方を追いましょう笑
電子書籍薔薇王の葬列 6
2016/12/15 00:29
ついにこの瞬間が訪れてしまった…
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ウォリック伯とエドワード(ヨーク家の方)の戦いもいよいよ大詰め。ウォリック伯に寝返ったジョージをリチャードがつれ戻せるかどうかが鍵となります。
そして前巻ラストで自分の気持ちに気付いたリチャードが美しすぎて!!そりゃ壁ドンしたバッキンガムも見惚れるわ!!笑
そしてこの巻のラストでとうとうあの瞬間が訪れてしまうのです…よりによってパパンの導きで…この舞台転換の発想凄すぎませんか、後の悲劇度更に爆上げしてくるんですが…とにかく次巻が待ち遠しいです!!
2016/11/26 09:27
自分にがっかりするのいよいよ限界。これに共感できてしまう人に。
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もともとpixivで拝見してまして、書籍も購入しました。身体的な虐待がある訳じゃない、でも分かり合えない親子関係、「自分にがっかり」してしまう自分。作者さんの経験を読み、色んなことがうまくいかなくてどこにもいけない、そんなときに勇気をくれた本です。ちゃんと生きたいともがく姿にきっかけをもらいました。