ブラウンのフェさんのレビュー一覧

残らずチェックしたくなる！

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いちおうの「フレンチポップ」好きとしては、なんとも嬉しい本。

個人的に一番興味のあるのは、パリの５月革命世代のポップスターたちなのだが、
彼ら・彼女らの希望～諦念の軌跡や、再度の淡い期待が打ち砕かれる20世紀の世紀末までが、
時間の流れや各時代のアイドルたちの背後に見え隠れするようで、ものすごく楽しめた。
そういう意味では、まるで知らない歌手たちが目白押しなのもうれしい。
コメントを読んでいるだけで、
実際のナンバーを聞きたくなってしまうのが、このシリーズのよいところ。
なかでも、このフレンチポップ編はその傾向が際だつように感じられた。