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伏魔殿の主さんのレビュー一覧

投稿者:伏魔殿の主

3 件中 1 件~ 3 件を表示

電子書籍文藝春秋SPECIAL 2015年夏号

2016/02/03 22:20

現代の国際情勢を見る眼と深い教養を養う

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一流の識者が専門分野をオムニバス形式でコンパクトに解説。自分が間違えて理解していた歴史の重要な断面をプロの手並みで切り取って提示してくれる。これからさらに学びたいトピックスの羅針盤として、立ち戻りたい一冊。大学入試問題を実例とした解説も、楽しめる。

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電子書籍アメリカの鏡・日本 完全版

2016/05/12 15:20

オバマ来日を機に戦争責任を考える~埋もれた名著~

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オバマ大統領の広島訪問を機にまたぞろアメリカの原爆使用の責任と併せ、日本の戦争責任論が議論されている。右寄りの論壇からは引き続き、「日本は欧米がアジアを侵略し植民地化したプロセスを少し遅れて上品にやっただけだ」、「アジア諸国は白人支配からの独立の契機として歓迎していた」、「日韓併合は合法で韓国の開発に貢献した」、そして「パールハーバー攻撃はルーズベルトに嵌められた」、などなど常套句が提示されている。勿論、これらの解釈には、朝日新聞等に代表される”事実よりも思想(思い込み?)を優先する妄言”にくらべると、一定の正当性がある。
驚くことに、このマッカーサーに抹殺され、1990年代までほとんど顧みられなかった本書にそれらの言辞の淵源が多くみられる。しかも戦後すぐの時期に、若しくはそれが故に戦後間もない世界の息吹を反映して、著者ミアーズの緻密でありながら明快なファクトの提示と軽やかな論理展開が小気味よい。
”正論”であっても、今更武田邦彦先生やおぼっちゃま君(小林よしのり)の議論に耳を傾ける根気はない。この方面に興味のある方には、お馴染みの内容も多いが、ミアーズ女史の言葉で改めて確認すると新鮮。
太平洋戦争(大東亜戦争というべきか?)の議論は、日本人として、いつまでも逃げ続けてばかりはいられない。
本書がその良い道標となることは、間違いない。

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梅棹歴史学の本質理解のための基本文献かつ入門書

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梅棹忠夫については「知的生産の技術」の著者として知っていても、彼の文明の生態史観に手を出そうという人は、なかなかいないでしょう。読んでみるとやはり、歴史を宗教などを道具として料理する切り口には敬服します。現在世界でで起こっているイスラム勢力が軸となった21世紀の枠組みを提示しつつある世界史的ムーヴメントを見るにつけ、梅棹ならどう読み解くであろうか、、、興味は尽きない。

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