ぬものさんのレビュー一覧
投稿者：ぬもの
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紙の本
2018/08/15 02:27
多様な数学パズルを丁寧に紹介した好著
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SBクリエイティブの数学書は、専門書ではないけれど数学としての理屈の部分を丁寧に書かれている本が目立ち好感が持てます。本書も、数学パズルを図形・計算・ロジックといった多様な分野からその由来やまつわる話を交えて紹介しながら、解答を導く過程が丁寧に書かれています。芦ケ原伸之さんや藤村幸三郎さんら日本のパズル作家が（敬意をもって）紹介されているのも嬉しく、そこに著者のべロス氏のパズルについての博識も窺えます。デュードニー夫妻の（いろいろある人生的）エピソードには驚かされました。掲載パズルには著名なものも多いですが、120+50+αもの題数のパズルを丁寧に紹介していて、数理的なパズル本の初心者から日本でこれまで出版された数理パズル本を複数読みこなした方にも楽しめる本だと思います。
紙の本
紙の本グラフ理論の魅惑の世界 巡回セールスマン問題、四色問題、中国人郵便配達問題…
2016/10/31 01:21
グラフ理論を初歩から丁寧に楽しむ本
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私の購入時の価格は税別３４００円、ページ数はおよそ４00ページの‘‘しっかりした”本で、もしかしたらちょっと「お手頃」と言えないかもしれませんが、グラフ理論に関わる代表的な話題を広く丁寧に取り上げています。定理などに対し数学書といえる程度の証明や解説が多く付されているのも楽しめるポイントです。グラフ理論の用語や論理・考え方に親しめる内容です。（参考資料ページには記載がありますが）本文中の登場人名について、最初の記載時だけでも英語表記を付してくれると、もっと知りたい人の参考になったかと思います。
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