かわなみ隼人さんのレビュー一覧
投稿者:かわなみ隼人
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紙の本イワンとふしぎなこうま
2017/12/07 19:57
『火の鳥』『青いブリンク』のおおもと
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「伊福部昭未発表映画音楽全集~藤城清治影絵劇編・せむしの子馬」の音楽を聴いて読みたくなった。五七調、韻を踏んだ詩の形式で書かれており、とても読みやすい。手塚治虫氏は、本書から影響を受けて「火の鳥」「青いブリンク」を描いた。
紙の本かもめ
2017/12/07 19:55
若い頃と現在とでは捉え方に変化
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約20年前に神西 清訳(新潮文庫)で読んだ。どのような話だったかは、みごとに忘れている。再読した印象では喜劇というより悲劇だった。冒頭から読みすすめるのが辛く感じた。訳者による〈あとがき〉に『「かもめ」はさまざまな角度から読む事が可能』とある。また、若い頃に読んだ場合と、齢を重ねてから読む場合とでは、捉え方が変化している。チェーホフは本書と前作の間に、当時のロシア文学界の重圧から逃れるためサハリンへむかい、流刑地の過酷な現状を目にしている。
紙の本洞窟の女王
2017/12/07 20:39
アッシャがいつ、どこで復活するかワクワクしながら読んだ。
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読みはじめていた時、第一赤十字病院に緊急入院した。病室に持って行ったが、結局読めなかった。病院は寝られる場所ではないし、治療が目的で否応なしに居なければならない処である。ましてや本が読める環境ではなかった。ようやく最初から読み出した頃には、退院して二ヶ月が経っていた。母の顔をときどき看ながら読めたのは、主なる神様が守ってくださったおかげである。正編から18年経って書かれた続編。著者の輪廻観が読み取れる。アッシャがいつ、どこで復活するかワクワクしながら読んだ。『洞窟の女王』と比べて冗長な感じは拭えなかった。
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