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化学の基本書

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本書は分子集合体、という言葉を使って分子科学の最先端を紹介しているため、この様なタイトルだが、中身は化学の入門書として、おもしろく読めるようになっている。
導入部分の水を例にとった分子の説明で、すでに、その不思議と奥深さに感心させられる。読み進めていくと液晶というものが何であるのかがわかり、洗剤の構造がわかり、ヒトの体の根本がわかり、光合成のすごさと不思議がわかり、それらの原理が、人類の未来にどう役立っていくのかがわかってくる。
私たちが生きていく上では、このような基礎知識はおおまかにでも知っておかなければならない、と思わされるし、さらにこの先を勉強したくなる一冊でもある。