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  3. 扇町みつるさんのレビュー一覧

扇町みつるさんのレビュー一覧

投稿者:扇町みつる

52 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本後白河院 改版

2022/08/09 02:02

積読からの再チャレンジ

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この作品は結構前から積読していて、一回読もうとしたんですけど、ずーっと語り口調で鉤括弧のセリフが無い文体なので挫折したことがあり、今回再チャレンジで読了。

最初は後白河というよりも保元平治の乱についての昔語り。次に建春門院について、後白河院について、合計四部構成となっており、それぞれ語り手は違います。

やはり印象的だったのが第三部。
後白河の近臣が語るのですが、後白河のイメージが私の中では大河ドラマ「平清盛」や「鎌倉殿の13人」の影響で面白キャラというかエキセントリックというか、特異な人物になってるせいか、

ちょっと上げすぎじゃね?

という感想でした。
それだけ後白河への熱い思いがにじみ出ていたという事なんですけど、何せイメージが西田敏行になってしまっているので、院もお苦しみだったみたいなことが書かれていると、ブフッとなってしまい吉田経房卿すみません!という感じでした。

語り口調の文体で、改行も少ないので私のように慣れてない方は怯むかもしれませんが、保元平治の乱〜平家滅亡〜鎌倉幕府あたりの事が京の貴族や女房目線で描かれていて面白いです。

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紙の本

紙の本炎環 新装版

2022/08/09 01:59

いい時期に読めました

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いい時期に読むことが出来ました。
#鎌倉殿の13人 で阿野全成最期が放送されたこの時期に読めて良かったです。

なるほど、阿野全成と若狭局のイメージは、これまでこのようなイメージだったのか。と思いました。

私はてっきり北条政子が主役の作品だと思っていたので、"脇役"だったのは意外でした。あと人物造形も。

「北条政子」の方でもこのキャラでいくのかな。それを楽しみに、「北条政子」も読んでみたいですね。

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紙の本

紙の本カインは言わなかった

2021/09/30 14:05

不安の中で

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不安という感情に突き動かされる人々の話。多視点の妙。

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紙の本

もしご存命だったら

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今の新型コロナ流行のこの状況を見たら、何とおっしゃるだろうか。

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紙の本

紙の本阪急電車

2021/09/30 14:01

いつか乗りたい

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阪急今津線の乗客たちの人生が交錯して紡がれる物語。日頃、電車で乗り合わせた乗客のことなど気にもとめない。しかし、乗客の人数分の人生がありそれぞれの物語がある。もしそれらが一瞬だけでも重なり合ったら…。
本作は阪急今津線という短い路線を走る列車を舞台に、人間の悲しさ、浅ましさ、愚かさ、強さ、弱さ、優しさなどが描かれている。高校生から孫のいる老婦人まで様々な年代の人物、そしてカップルが登場し、ほんの些細な会話やちょっとした出来事の場に居合わせる。お互い交わされる会話は多くはないし、縁が深まるものばかりでもないのだが、その僅かなやりとりで己を見つめ直したり、傷ついた心が安らいでいく。
どの人物も、迷いの中にいたりもがき苦しんだりしているが、最終的には自分の方向性を見つけていく。こんな風に素直になれていたらなぁ、これから素直になれるかしら。うん、きっとなれるさ。読み終わる頃にはそんな気持ちになれた。
関東生まれ関東育ちの身には阪急電鉄は片手で数えられる程しか乗ったことがなく、今津線は乗ったことがないが、住めるものなら一度住みたいなと…、それは叶わずとも、文庫本片手に今津線めぐりをしてみたいと思った。

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紙の本

紙の本曽呂利 秀吉を手玉に取った男

2021/09/30 13:59

戦国時代のトリックスター

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少し前に単行本で読んだ『曽呂利!』の文庫版。といっても結構加筆修正されていました。書き直されたところや削られたところ、新しく書かれたところを探しながらあっという間に読みました。
中でも一番印象的な変更箇所は冒頭。冒頭に出て来る人物が変わっていますが、それが曽呂利の行動の動機、そして人物にさらに深みを持たせたのではないかと思います。

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紙の本

紙の本思考を鍛えるメモ力

2021/09/30 13:53

メモが苦手な人に

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本書はメモを取ることの効能やノウハウ、現代に残る偉人たちのメモの考察などで構成されている。メモを取れば自分の記憶だけではとどめきれない情報を記録出来る。しかしそれだけではなく、要約力やコミュニケーション力、質問力やコメント力が鍛えられると著者は言っている。
ノウハウについては、初心者がまずやるべき基本から始まり、そこに自分の考えを書き加える「攻めのメモ力」、さらにクリエイティブなメモ力を身につける方法が書かれている。最後に、レオナルド・ダ・ヴィンチやニーチェ、ナポレオンなどの偉人たちのメモを紹介しながら私達の参考になるメモ力の考察がされている。三色ボールペンの活用方法も紹介されている。メモを取るのは苦手な人におすすめの一冊。

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紙の本

紙の本冥土ごはん 洋食店幽明軒

2021/09/30 13:51

不思議なレストラン

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私の大好きな”世にも奇妙な物語のラストの話の原作になりそうなお話”。主人公の和泉沢悠人はいい匂いに誘われてとある洋食店に入った。無職だった悠人はその店でアルバイトすることになるのだが、この店には珍しい客が来る不思議な店だった。
幽明軒という洋食屋には、たまに死者の客が来る。好きな洋食を一品選んでもらい、最後の晩餐を楽しんでもらいながら、生前思い残したことを聞き、出来るだけ解決してあげる、という話。
作中に登場する料理はどれも美味しそうで、寝る前に読んでいるとお腹がすく。文字の飯テロと言える作品だろう。前半は主人公よりも客である死者のほうが描かれている感じだが、後半になると主人公の生い立ちなどもわかって来る。もし続編が書かれるのならぜひ読みたい。

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紙の本

紙の本廉太郎ノオト

2021/09/30 13:49

夭折した天才

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瀧廉太郎というと真っ先に浮かぶのが『荒城の月』と『花』。他には?と言われたら、この作品を読むまで分からなかった。こんなに身近な歌を世に送り出した人だったのかと再認識。
他の方の感想で青春小説と書かれていたんだけど、それもその筈、享年23歳では生涯のほとんどが青春だ。
序盤で亡くなったお姉さんの影響で楽器を演奏するようになる廉太郎だが、お姉さんは楽器(琴)が好きだが才能がない。私もお姉さん側の人間だからそのあたりはよく分かった。
才能に恵まれた廉太郎は東京音楽学校に入学する。いろいろな壁にぶちあたりながらも、良きライバルや同級生たちと研鑽を積みながら少しずつぶち破り、ついには海外留学することになる。しかし、西洋音楽の本場でさらに上を目指そうとした矢先、終わりがあっけなくやってきた。
短くて儚くて、でもそれゆえに濃密だった人生が廉太郎の奏でる音楽と共に綴られている。そして、廉太郎の原風景の一部となっている水琴窟の音色、これもまた廉太郎の人生を表した描写となっているのかなと思った。
蛇足ですが、奏でる音楽を文字で表している(音の強弱や技術の程度、そこからにじみ出る気持ちなど)、小説なので当然なんですけど、素人小説を書いている身からするとプロの作家さんて凄いなと脱帽。

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紙の本

紙の本三人孫市

2021/09/30 13:47

天才スナイパー

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雑賀孫市という人物は、高校時代に読んだ当時腐女子に大人気だった某小説で名前を知りましたが、しっかりとした知識を仕入れることもなく、当時読んだ小説の内容もあまり覚えてもなくて、ほぼほぼまっさらの状態で読みました。
大名たちがしのぎを削る中、ちょっと油断したらたやすく取られてしまうほど小さな雑賀庄に鉄砲という”力”がもたらされるところから物語が始まる。その力を雑賀孫市の三人の息子たち、鈴木義方、重秀、重朝がそれぞれの持ち味でその力を駆使して雑賀孫市の名を高め、雑賀庄に攻めてくる敵をなぎ倒す。
しかし、世情の流れや兄弟それぞれの思いのすれ違いから、三人は違う道を行く。
身体は弱いが兵力全体を見て策を練るのが得意な長男の義方、腕っ節の強い次男重秀、天才的スナイパーの三男重朝、三人が仲良く協力しあって雑賀庄を守っていけばこんなに良いことは無いんだけれども、領内の内紛がいつしか兄弟をも引き裂いていくのが切ない。
この作品は、『某には策があり申す』にも登場した藤堂与右衛門が登場する。『某には〜』の方にも雑賀孫市が登場するのだが、それがこの兄弟の誰なのか。最後まで読んで分かった気がする。

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紙の本

最上義光を知りたかったら

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「北天に楽土あり」(天野純希/徳間書店)の補足として読んだ。
書状などの史料を追い、義光を中心に父義守の代から最上家改易までの動向を掘り下げたり、義光が使っていた花押や印判も紹介されている。

ところどころで史料が紹介されている。著者によって現代語訳されているので、初心者には嬉しいが、原文を読める人には物足りないと思う。
かなり駆け足で読んでしまったが、いわゆる史実(記録に残っているエピソード)を確認できたのでよかった。

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紙の本

紙の本お友だちからお願いします

2021/07/31 08:42

プロならではの日常描写力

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何でもない日常の中から面白いものを見つけられる視点があるから、エッセイて書けるんだろうなぁ。
と、思いました。

短い文章の中に、面白さやさり気ない教養、切なさなどがギュッと詰まった1冊。

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紙の本

ジョサイア・コンドルの人生

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小説「東京、はじまる」(門井慶喜)を読了後、補足的に読んだ。小説に登場するジョサイア・コンドルの人生が綴られている。

先に読んだ辰野金吾の本がかなり建築の専門的な内容だったのに対し、こちらは専門的内容は少なく、ジョサイア・コンドルの人生に重きが置かれていた印象。

多少、著者の主観が目立つなとも思ったが、建築について素人の身としては読みやすかった。
執筆当時、まだジョサイア本人と会ったことのある縁の人や親族が存命で、その人たちに取材してコメントも書かれていたのはすごいと思った。

関東大震災などで無くなってしまった建物も多いが、都内にはまだ結構ジョサイア設計の建物が現存している。
情勢が落ち着いたらゆっくりと見に行きたい。

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紙の本

辰野金吾が見た時代

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辰野金吾の小説「東京、はじまる」(門井慶喜)を読んで、補足的な感じで読んでみた。

小説では、日銀本店や東京駅の建設エピソードなど建築家の一面が軸に描かれていたが、本書では小説では殆ど描かれてなかった教育者としての面が描かれていて興味深かった。

あと留学中にどこへ行き、何の様式の何を見たのかについても詳しく書かれていて、専門性も高い。建築についての基礎知識の無い私には分からないこともあったが、どんなものに影響されて日銀本店や東京駅に繋がったのかが少しでも分かって良かった。

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紙の本

紙の本北天に楽土あり 最上義光伝

2021/07/31 08:13

大河ドラマからアップデート出来た

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最上義光と義姫については大河ドラマ「独眼竜政宗」の原田芳雄と岩下志麻がちょっと小狡いイメージ、本当にそれしか無かった。
いろいろ頑張ったのにもかかわらず、代替わりした後のあっけなさに驚いた。

最上義光作品、そしてこの作家さんの作品は今後も読んで行きたい。

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