かぼすさんのレビュー一覧
投稿者:かぼす
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紙の本長息長生き丹田呼吸法で読む名作 たった1分読むだけで頭がスッキリハッキリ
2019/08/04 23:02
1回1分の音読で、頭がすっきりと
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丹田呼吸法は、おへその下あたりの気力が集まる部分を意識した、深い呼吸のこと。大きく吸って、少しずつ吐きながら、名文を音読するという本です。
「坊ちゃん」「草枕」「羅生門」「怪人二十面相」「たけくらべ」「細雪」「枕草子」「源氏物語」など日本の名作31作品の、冒頭とラストがのっています。
脳を鍛えるには、早口で読むのがいいそうです。見開き2ページを1分で読めるよう練習する、と書いてあります。
試してみたら、早口でつっかえずに読むのは、なかなかスリリング! 心地よい緊張感があって、頭がシャッキリ、脳が活性化された感じがしました。
読んだことのない小説でも、冒頭とラストを読むだけで、なんとなく物語がわかるし、教養もついた感じがします!
活字が大きくて、とても読みやすいです。
紙の本ドッグトレーナーになりたいきみへ トイプードルの警察犬アンズを育てた指導士の物語
2019/05/30 10:56
嘱託警察犬の指導士さんの、お仕事と生活
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嘱託警察犬というのは、警察が直接管理するのでなく、民間人が飼ってなかばボランティアで事件に出るそうです。
そんな嘱託警察犬のベテラン指導士さんの本。
茨城県で30年以上、13頭の犬たちを育てて一緒に仕事をしてきた。トイプードルを警察犬に育て上げたことでも有名(「警察犬になったアンズ」)。警察犬がどういう仕事なのか、どういう生活かが書かれている。
トリ肉のにおいを追いかけるなど地道な訓練をしたり、競技会に出たり、毎年の試験もあるし、行方不明の人を発見して感謝されたり、ときには危険なこともあるけれど、とてもやりがいのある仕事だと、よくわかりました。
でも犬が好きだけではつとまらないし、犬とのお別れも当然あるし、そうしたつらいこともふくめて犬との真剣な向き合いかたが書かれていて、感動です。
サラリーマンと二足のわらじをはきながら資格をとり、犬を育てて訓練し、会社と両立し、事件があれば夜中でも出動する鈴木さん。好きなことで誇りをもって社会貢献する生き方が、すごく格好いい。
トレーナーや警察犬、盲導犬など犬とかかわる仕事に少しでも興味があれば、一読をおすすめします。
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