ちゃんなつさんのレビュー一覧
投稿者:ちゃんなつ
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紙の本ハッピーノート
2019/12/25 13:51
小学生の頃大好きだった本
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嘘は水泳のビート板みたいなもの。この言葉にすごく救われた。わたしも嘘をついて自分の自信を支えていた時期が、小学生の頃にありました。しかも、聡子と同じような親はキャリアウーマンで、、などの類いの嘘でした。もちろん、嘘をついても自分のためにならないし、他人を裏切ることになりますから、私は毎日罪悪感でいっぱいでした。それでも自信がないからやめることができない。そんな時にこの本と出会いました。
そのあと、小6の時言ってもない嘘(その子たちが窃盗をしたという嘘)を言ったと全然関わりのないお洒落グループの子たちに言われ、担任の先生はその子たちをえこひいきする先生だったので、教室でみんなの前で「あなたは嘘つき」と言われて大変だった。自尊心はぐちゃぐちゃになるし、友達は減るし、何より誰も味方してくれないんだって思って。その頃は視野が狭かったので尚更でした。それからは、自分をきらびやかに見せるためだけの小さな嘘つきだったけど、それもやめたな。いいきっかけだったのかもしれない。苦すぎですが。本当に辛い小学校生活だった。
リサみたいにおしゃれな子を見るとわたしもすごく注目してた。憧れて、その服はどこで買ったんだろうどんな巻き方をしたらそんなにおしゃれになるんだろう。とか、本当に全く同じことを考えてた。あと、霧島くんたちみたいなおしゃれなグループにも憧れて、わたしも聡子みたいな仲良くなりたい計画を立てたこともあった。だから、本に出てきたときは笑っちゃったし、わたしの他にも同じようなことを考えてる人は多いのかな、と思いました。友達が少なかったので自分以外の人の考えを知る機会がなかったんです。本当にハッピーノートの聡子はわたしにそっくりだった。
今もたまに読んでます。その頃の辛い記憶も蘇るけど、不思議と清々しい気持ちになります。本当に不思議です。そしてなぜか、わたしも今お芝居の勉強をしています。エチュードとか、ハッピーノートで読んだな〜とか思いながら。なんだか変なつながりを感じる本です。
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