ふたつゆびさんのレビュー一覧
投稿者:ふたつゆび
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電子書籍あなたのための物語
2020/04/14 06:05
この珠玉の小説を海外にも広げて欲しい
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「航路」(コニー・ウィルス)の死生観と、「ドゥームズデイ・ブック」(同)の絶望と、「幸せの理由」や「祈りの海」(グレッグ・イーガン)の科学的構築に、「BEATLESS」(長谷敏司)の人工知能と人の心の乖離と恋愛を、かき混ぜた混沌の中から大人の小説としての最良の部分をすくい上げた様な小説。
ヘビーなSF愛好者でないとわかりにくい説明かもしれないけれど、これほど完成度の高い国内SFは久しぶりで、他の表現の仕方が思いつきません。語り口も海外作品ぽくって、翻訳者を確認しそうになったほどです。
冒頭の様な比喩を書くと自分で読み考えずに「所詮、真似事」とか「オリジナリティがない」とかいう専門家(馬鹿?)がいるけど、普遍的な課題の中で何をどう掬い上げ、小説として成立させること自体が、オリジナリティです。個人的には類似テーマで最優の作品と同列視するほど優れた作品です。
村上春樹と同レベルでSF分野に限らず海外にも通用する作品だと思いますので、ぜひ海外展開をお願いします。
2023/02/03 23:05
生きてゆくのに大切なこと
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何気ない会話がすごく響きました。
「頓着はしないが、先生には、生きていたいなら温かくて旨いものを食えと教わりました。」
考えてみると、朝はコンビニの冷たいパンかおにぎり、昼は会社の作りおきの定食、夜は冷え切った夕食で、温かいものを食べていません。
生きてゆくのに大切なことを自分で手放しているのかなと思いました。
純粋なライトノベルのように見えて、思索的な面がとても素敵です。
紙の本世界一美味しい「プロの手抜き和食」安部ごはんベスト102レシピ 「食品のプロ」が15年かけて考案!「魔法の調味料」で本気の時短!しかも無添加102品!
2022/03/18 01:07
しばらく和食風のメニューが増えそう
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和食というより和風の家庭料理のレシピ本と言えば、近いように思います。
回鍋肉や麻婆豆腐、チャーハンとかも載ってますし。
この本の良い点は、売り文句の通り事前に用意した調味料を使ったレシピが沢山載っていることです。
何度かネット上の和食風のレシピを試してみて、中には本書と同じ様な甘酢やみりん酒、甘味噌の様な調味料を使うレシピもあったのですが、一度に作る量に対して使う量が少なすぎて、何時も無駄にしてしまっていました。
素人だと、いくつかの調味料を事前に用意しておいて組み合わせてうまく使う、ということは思いつきません。
手間と無駄を減らす、という意味でとても良いレシピ集だと思います。
残念な点もあります。
やはり謳い文句のとおりに5つの調味料だけという訳には行きませんし、甘味噌を作るためには、かえしとみりん酒が必要というように依存する調味料もあります。調味料を作っておく手間は、調理とは別に必要です。
玉ねぎ酢は、ほとんどドレッシングにしか使わないのに、5つの調味料に入っていない「司のだし」は出汁酢にも必要だけど作り置きが効きません。
手間を削減してくれるレシピだけど、和風の料理は手間暇かけて旨味を追加して、美味しい料理を実現していることを改めて感じました。
しばらくは本に載っているメニューを試してみて、ある程度わかってきたら、ネット上の和食風レシピに応用してみようと思います。
2022/05/11 06:58
価値なし
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読む価値ないと思います。
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