けいとさんのレビュー一覧
投稿者:けいと
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紙の本鏡花短篇集
2023/03/30 19:49
「本質を伴う物語は実在をも凌駕して尚『幻想』に綴じ込められるのか」
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その厳かな文体は読みよさを兼ね備えており、移ろい行く玉響の大正を、小説の枠を越えて表現者という一人、時代の眼を通して丹念に集められた粋を感じる。
紙の本もののけ姫
2022/12/24 17:53
悠久でありながらすぐ傍らにある、『世界』
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自然の寛容さと、純然たる人間の持つ好奇心…この相剋か、共存への思索か。初めて本作品を映画として独り観たのが13才の時分。サンのアイコニックな立ち居振る舞いは余りに鮮烈だった。口元を血で紅く染め、今もパラノーマルな分岐点に立ち尽くす束の間の僕らに強く深く問いかける、かのコピー「生きろ」。逞しくも『少女』という諸刃のツルギの様にそれは愁く、そして脆い。未だあの昂奮と心の躍動は褪めることはない。
2022/11/26 23:57
終わらない物語がまた一つ
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単に「最強は誰なのか」という視点で読むもよし、もっと掘り下げて物語の結末を卜いながら作者の本意本懐を読むもよし。
紙の本ハンター×ハンター NO.37 (ジャンプコミックス)
2022/11/26 23:42
ストーリーの宝庫
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クラピカの蜘蛛狩りの行方、キルアのあの後の成長、そしてゴンの…等々、まだまだ読み足りないエピソードも満載の本作。『心』して待ち受けたい。
紙の本バキ 18 新装版 (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)
2022/10/27 19:19
健全なる精神は…
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人間であれば一度は追い求めるであろう肉体的な「強さ」、そしてその根底に拡がる圧倒的な「健康美」。この二つが下支えする精神の諸面に矛盾なく浸透し、やがてしなやかの源泉へと滴下する、一本の道筋が物語の中枢には徹っている。
2022/11/25 23:12
『生命』の学問書
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一人の人間が産み出した人格・個性は、もはや見るよりも鮮やかに心像を描いており、一般論というバイアスさえも間主観と客観の境目を限りなく曖昧にしている。その為、読んでいてマインドに迷いが生まれない。
紙の本斎藤茂吉歌集 改版
2022/12/26 17:11
‘’ステート・オブ・マインド‘’の花が咲く
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今よりも様々な点に於いて「便は不かった」、それでも心は豊かであったその頃。否、昭和の初め、そう思ってはいなかった人の鷹揚さに『豊かさ』の所以はあるのかも知れない。
紙の本バレエ漬け
2022/10/27 18:30
フォルムか、精神性か
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彼女の、バレエに対するフラットな取り組み方や常に学ぶ姿勢は、『自分』という存在を知っていく上でどれほど有意義に働くか、いかなる土壌をも越えて感化される部分が多いにある。
紙の本水の精
2022/10/24 17:17
現実は厳しくも…
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題名のとおり「水」と女性像とのリンク性は、女性の生来的に持つ柔らかな質感を手触りとして思わせる。中世の幻想的且つ幽玄なその世界観は、『読書』を勉学の手段とする者にも、或いは充足を得る為の目的と捉える者にも平たく、僅かながらも逃避には適している。そしてページ数的にも文体的にも読み手を選ばず、幅広い年齢層に受け入れられまた読み易くある。
紙の本ルパン対ホームズ
2023/04/07 21:24
いつもの推理物とは異なる試み…読みの善し悪しは、あなた次第
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綿密な計画に裏打ちされた謀に対するは、純粋無比な見聞と経験とに基づく推理力。ただ違うのは、今回は犯人の正体が判っているという事。百戦錬磨の二人にとって、この謂わば『鍵のない密室空間』に神経系の様に張り巡らされた、方法論とアルゴリズムの相剋はどう共鳴し合うのか。
紙の本俺はロリコンじゃない! 3 (YOUNG ANIMAL COMICS)
2023/03/28 17:34
アンニュイな世の中への、『聖』的充足か
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今日この頃、子供とはいえ女性本然とした、無垢と蠱惑のギリギリの境界線を描いているようで、色々な感情を揺さぶられる。
紙の本スキーターらびっと!! 2 (YOUNG ANIMAL COMICS)
2022/12/23 20:09
サフィックの園の、ほんの『入口』
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ただ『性』対象としてだけでなく、『女性』的な嗜好がありありと描かれているからこそ、そこには読物としての面白みが確かに写っており、自分自身の知っている女性像との合致性を見出だすを可能とすることで、或る種、答え合わせのような感覚を味わえる。それが次へ次へとページを捲らせる要因の一つとなっているのだと思う。
紙の本俺はロリコンじゃない! 4 (YOUNG ANIMAL COMICS)
2022/11/27 00:18
ライトな官能小説の漫画版
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この作者の描き出すありそうでない、やはり「あってはならない」特異なシチュエーションは、どれも何とも官能的。
雑誌FRIDAY (フライデー) 2022年 11/11号 [雑誌]
2022/11/24 22:23
その眼の持つチカラは秀逸
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「奥山かずさ」魅力は顔の中でも特にその『眼』にあると思う。レンズを穿ち彼女の見通した先には視る者の真意を問いただし、そこに生じた隙に欲求の充溢を訴えかける。動的な目線で陰影を追えば全身のラインがより美しく浮かび上がり、一つの実像に辿り着く。そして声のトーンが、柔らかに豊かに弾む肉体に凛々しさを添える。また個人的には、髪型はロングの方が好みではあったものの、ショートヘアも明るめの髪色と相まって色気を感じさせる。
紙の本俺はロリコンじゃない! 5 (YOUNG ANIMAL COMICS)
2022/10/24 18:01
必ずしも「年齢」という属性のフィルターは要さない
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作中に出てくる女性は皆、外見・性格とも大人びた雰囲気・タッチの美形ばかりで、実年齢に見合った一般描写との差異化を感じさせる。
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