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文月綾乃さんのレビュー一覧

投稿者:文月綾乃

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本

紙の本アイヌ学入門

2022/10/27 17:20

アイヌを知る、はじめの一歩

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アイヌ文化に抱くイメージを大きく覆された一冊。

ちょうど道東旅行に際して、司馬遼太郎「街道をゆく オホーツク街道」を読み、オホーツク人に瞠目しその周辺を知りたいと思った時、たまたま目にして購入。
帯にあるように、文章は平易で読み易いながら、大変に読み応えがあった。

◯はじめに ◯序章 アイヌとはどのような人々か
の部分は、読んでいて辛くなる事が多かった。読み始めたのを後悔するほど胸が痛くなった。しかし、そこを堪えて読み進めると、縄文の時代からの誇り高く勇猛で自由闊達、大いなる自然の恵みを享受して豊穣なアイヌ文化の扉が開く。
交易に秀でたアイヌの人々の活躍には胸躍る。

と、同時に、著者の誠実で公平な研究とそれによる鋭い洞察により、アイヌ文化が和人の文化を取り込みつつ醸成されていったことに刮目する。

最終的には、広く人間の本性とは何かを考えさせられた。
民族が残っていくとは。文化を紡いでいくとは。
きな臭い現実をみると、日本さえも淘汰の流れに組み込まれていないとは言い切れない。

遠くて未知の領域だった北海道がアイヌ学入門を通して、ぐっと身近になった気がする。歴史も植生も本州とは異なる日本最北の土地の概要が朧げに見えてきたこの本との出会いに感謝したい。

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紙の本

茶葉の歴史

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茶の湯など茶道文化の本かと手にしたら、広く茶葉に関する歴史の本だった。その飲用方法の変遷から、世界がグローバル化していくに伴っての商品化。。特に日本の茶葉が世界の市場でどのような位置を占めていったか。幕末から明治開国後の、抹茶や生糸などとの比較は興味深い。2021年、日本茶の輸出量は過去最高を記録したという。この報に著者はどのような見解を持つだろうか。 読後、英国に対する心象がかなり変わった。茶道を嗜む者なら、一読の価値あり。

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