キェルケゴさんのレビュー一覧
投稿者:キェルケゴ
2024/12/31 23:58
待望の文庫化
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かつて筑摩書房から出版されていたマルクスコレクションからの文庫化。共産主義のイデオロギーにまみれていない、学者たちの最新訳だと思われる。かつ岩波文庫以外で資本論を文庫で読めるのは実は貴重な機会。もっとこの版が広まってほしいと思う。
2024/07/03 21:52
現代文読解の王道
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教科書に載るような有名な作品を、接続詞などの単語レベルから、段落ごとの内容把握まで、丁寧に読みとく。
今の受験参考書と違い、出題者側の大学教授が、問題の読み解き方を解説してくれるのは、信頼がおけてとても役にたちます。
各作品の作者のプロフィールが詳しく説明されているのも良い。
2026/01/29 10:39
新たな切り口でアニメをみる
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児童文学を原作としたアニメ世界名作劇場の主人公たちが暮らした家、間取りをイラストで再現。昭和のアニメなので、設定が今より厳密でなかったはずなのに、資料やインタビューを駆使して細部まで色とりどりに解説される。懐かしかったし、今ならアニメの内容の文化背景などもよく分かって感慨深い。
2026/01/31 23:17
ソンタグの代表作
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没後10年以上たち、ついにスーザン・ソンタグも岩波文庫入り。しかも底本はみすず書房。ならばみすず書房から他の古典作品ももっと岩波文庫化してほしいものだ。
本書は病に苦しんだソンタグが、病を通して文学などを評論したもの。創作から文芸評論まで、多才さが光る。
2026/01/31 16:52
フローベールの代表作
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19世紀フランス写実文学の代表作『ボヴァリー夫人』の新訳。知名度高い大作の新訳は嬉しい。物語の内容は、不倫の話で凡庸かと感じるが、それを文体の力で読ませていく手腕がすごい。解説で自由間接話法についての言及もあり、フローベールの20世紀的先駆性がうかがえる。
2025/07/31 22:16
最新エッセイ。
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オリジナルは韓国で出版された本。その日本版。著者は韓国で人気でよく読まれているらしい。隣国から学べと別の著書で主張していたことが奇しくも、隣国で実践されていることになる。
エッセイは、問いかけに対し、著者の考えを誠実に答えていくスタイル。
生命にとって金属とはなにか 誕生と進化のカギをにぎる「微量元素」の正体
2025/05/24 19:37
金属元素と生命について。
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化学元素や周期表について、多くの著書がある薬学者の最新作。
前半は人体を含む生命と金属の深い関係を解き明かし、後半は周期表が出来あがる過程を歴史を追って説明する。周期表が人類の3大至宝のひとつと著者が評価するのも頷ける内容。
2025/01/24 06:07
有名SF作家の新訳。
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有名SF作家の代表的短編集の新訳。
『10月はたそがれの国』とは随分詩的な題名だが、原題はシンプルにThe October Countryというらしい。しかも意味あいとしては一年じゅうが10月ばかりの国というらしい。名訳ではあるが、誤解に注意。またこの訳題は旧訳を踏襲しているとのことだが、それならば旧訳の訳者の名前くらい明記しておいてほしかった。
2024/08/31 20:04
ヨーロッパ哲学思想の総復習
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古代から現代までの西洋哲学、西洋思想を一気に振りかえる内容なので、予備知識としてある程度はヨーロッパの歴史や文化が頭に入っていないと理解しづらい。
佐藤優さんに、高校の教科書レベルをマスターすれば、大学院ぐらいまで通用するとの言があったが、それは少し言い過ぎな気がする。「マスターする」の精度がどれくらいかにもよると思うが。
2024/06/30 23:53
やはり難しい。
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卒論で扱った時はちくま学芸文庫版を読んだが、懐かしくなって、今度は岩波文庫版を読んでいます。やはり難しいですが、ヴェイユが魂から絞り出した言葉の数々が胸に染み入ります。
2026/01/31 23:42
科学哲学者の自伝
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20世紀最高の科学哲学者のひとり、カール・ポパーの自伝。かつては岩波現代文庫から、『果てしなき探究』として出版されていたが、今回は、改訂された別の底本の翻訳のために題名も違っている。
混沌とした時代のオーストリアの知的環境に生まれ育ち、才能を開花させていく過程がすごい。
2026/01/31 16:40
完結5巻。
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馬琴のもうひとつの傑作『椿説弓張月』の現代語訳の完結巻。葛飾北斎の挿絵全編収録という豪華な仕様で目だけでも楽しませてくれる。
訳者は九州大学の江戸文学研究の出身ということで信頼がおける。あとがきでは、光文社古典新訳文庫のファンだという話に好感が持てた。
2026/01/31 16:27
オースティンの隠れた名作
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オースティンの作家生活の中で、最初期に書かれた作品だが、発表、出版されたのは死後になってからだそう。若書きで退屈なところもあるが、オースティンらしい恋愛いざこざはすでに発揮されているように感じた。
2026/01/31 15:39
またまたホームズ関連もの
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シャーロック・ホームズシリーズに出てくる人物に注目して、その衣装や小物、顔の特徴などを焦点に解説していく内容。
正典をすべて読んでいなくてもイラストがおしゃれなので十分楽しめる。なお、ホームズものの3分の1程しか扱いきれてないので、続編があるとのこと。
2026/01/31 14:55
代表作
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ノーベル文学賞に値するにもかかわらず、結局授賞しないまま世を去ったクンデラを追悼する思いもこめて再読。チェコ語が専門の言語学者の訳のため少々固い感じがして文学的雰囲気が損なわれている気がするのは残念。
