ピエロ2世さんのレビュー一覧
投稿者:ピエロ2世
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紙の本狂雲集
2001/11/02 22:53
声を出して読もう!
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トンチで有名(?)な一休さんの漢詩や賛をまとめてあるこの一冊、私は文学を勉強したわけでもなく、漢詩・漢文に詳しいわけでもないので、書き下し文にしてあるのだが、それでもなにを言いたいのかよくわからない。全てに口語訳がついているので、それを読んではじめてなるほどと頷ける。まるで私の知らない人物についてや故事来歴についてのものは、それを読んですらいまひとつピンとこない。我ながら情けない。
そんな読んでもよくわかんないことがたくさん書いてあるのに、評価は星4つ。わかんないで評価ができるのか! と怒られそうですが、それには理由があります。書き下し文が語呂が良いというか、調子が良いというか、わかんなくてもとても気持ち良く読めるのです。声に出して読むと、さらに気持ち良くなります。意味はわからなくとも、こんなふうに読書を楽しむのもいいんではないでしょうか? と、強がりを言いながら、少しずつ漢文・日本の古典を本気で読んでみようかな、と思う今日この頃です。
2001/10/31 22:09
すばらしい!!!
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ここ数年、新作がテレビ放映されて人気が復活してきた仮面ライダーの歴史を振り返れるこの一冊。1号ライダーや(再放送だったけど)アマゾン、ストロンガーから付き合いのある私としては、「すばらしい!!」の一語に尽きます。
カラーの写真は綺麗だし、子供向け雑誌用に撮影されたが使われずにお蔵入りとなっていた写真が見れるのも嬉しい。もちろん悪の組織の幹部やライダーの協力者(おやっさんとかね)たちもキチンと写真が載っていて、仮面ライダー辞典としても使えます。
惜しいのは、一人のライダーに対して6ページしか使われていないこと。もうちょっと値段が高くなってもいいから、ページ数、写真の点数を増やして欲しかった。
何はともあれ、仮面ライダーごっこをして遊んでいたおじさん世代にも、新作でファンになった人にもお薦めの一冊です。
紙の本妖怪不思議話
2001/10/27 21:09
好きな人には
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妖怪といえば水木しげる、失礼まちがえた、水木しげる氏といえば妖怪、とすぐにでてくるぐらい、そっち方面の著書・マンガを数多く書いている著者の、これまた妖怪・不思議に関するエッセイ集。
今まで出会った(と思われる)妖怪や、自身が体験した怪奇現象など、体験談がたくさん載っているので、とてもおもしろく読めます。好きな人には、妖怪や怪現象のほうから近寄っていくんですね。
著者の描く妖怪の絵も数多く載っていて、とても綺麗な本に仕上がっています。ファンにはおすすめ。
紙の本反三国志
2001/10/05 21:13
劉備びいき?
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三国志(演義)については、いまさら説明するまでもないでしょう。後漢が滅び、晋が統一するまでの時代、中国で繰り広げられた戦乱を書いた小説、数多くの作家が書いているし、マンガやゲームにもなっていて多くのファンがいる。
この「反」三国志は、いままでの三国志とは一味違う。とんでもない大ボラ小説で、劉備の蜀が魏・呉を滅ぼして中国を統一してしまう。あんまり美化されすぎて描かれる劉備よりも魏の曹操のほうが好きな私としては、ちょっとムッとするところもありますが、三国志ファンだったら楽しめることうけあいです。今までのは間違っていると前書きで言いきってしまっているところも潔い。
それにしても、中国にも判官びいきがあるんですね。劉備びいきとか蜀びいきいって言うのかな?
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