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ポットマムさんのレビュー一覧

投稿者:ポットマム

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本漢方小説

2005/01/26 16:15

快方小説−若干の恋心は必要です−

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 人間の体は些細なことで暴走する。他人から見ればなーんだそんなこと、
と思うようなことで。

 主人公 川波みのりも例外ではない。あることをきっかけに、体が、心が暴走
しはじめる。本人曰く「暴れ出すと止まらないセルフ・ロデオマシーンのような体」や、友人曰く「あさっての方角を向いている精神」を抱えつつ、何軒もの病院
をはしごするが、結果は見事に全部シロ。ありがちな「ストレス」の一言で片付け
られてしまう。そんな時に思い出すのが高校生の頃にかかっていた東洋医学、
漢方診療所だ。

 話は笑顔の素敵な漢方医(みのり若干の恋心アリ。ゆえにあくまで主観)や、
みのりよりも暗くて深い穴を心に抱える友人、陽気な飲み仲間とのエピソードなどを交えつつ、ゆるやかに快方に向かう日々をつづっている。

 私も含め、漢方薬なんて飲んだこともないし、全然知らない、分からないという
方も多いだろう。ところがどうだ。読後ともすれば胡散臭ささえつきまとう東洋医学や漢方薬になんとなく頼ってみようかという気になっているから不思議だ。

 体や心の不調をテーマにしているが、決して重くも暗くもならず、時にユーモア
を感じさせる本書は実に爽やかだ。

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