みし男さんのレビュー一覧
投稿者:みし男
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紙の本恋のから騒ぎ 2
2000/11/13 16:42
蛹
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「1期生ご卒業記念」と銘打たれた第2巻である。その後タレントとして活躍する島田律子、TBSアナウンサーとなった小倉弘子をはじめ、数々の伝説を残したメンバーの卒業。
現在(2000年度)の出演メンバーは7期生であるが、やはりさんまと対等にわたりあい、ゲストにも負けない輝きをたたえていた1期生は賞賛に値する。
トークの神様、明石家さんまの話術が目に見えるようになっているのはもちろんのこと、その後躍進すべくして躍進することになるタレント集団:1期生の胎動を肌で感じることのできる本書は、老若男女、国境を問わず、万人が手にすべき書である。
明石家さんまのヒキ笑いが今日も聞こえる。
紙の本恋のから騒ぎ
2000/10/30 16:23
轍
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−こんな本、買ってどうするんや。テレビを見たらええだけの話やないかい−と、番組の司会者である明石家さんまは、「まえがき」で投げかける。本を買ってしまった読者にとっては、ミもフタもない言葉だ。しかし、この本を買う意義は当然ある。もちろん明石家さんま以外の人間にとっては、の話だが(その意味ではこの「まえがき」は正しい)。
「トーク」という単語は、10年前の人々の日常会話には現れることはなかった。現在人々は「トーク」という言葉を気安く使っているけれど、「トーク」という言葉を単独の存在として成り立つように使い出したのは間違いなく明石家さんまである。そして、そのさんまの「トーク」は輝きを帯び出したのは、まさにこの「恋のから騒ぎ」からだ。それまでは、ブラックデビルやあみだババァなどに扮し、コントで戯れる姿しか見られなかった。
7年前に始まったこの番組。後に、トークの帝王として君臨することになる明石家さんまの初期胎動を感じることができる。番組のバラエティという性格上、過去のVTRを観ることのできない人にとって、そして(活字になることによって)よりリアルに帝王のトークの道筋を感じたいファンにとっては、余すところなくしゃぶることのできる本であることは間違いない。
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