なっちゃんさんのレビュー一覧
投稿者:なっちゃん
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紙の本水滸伝 14 爪牙の章
2004/09/24 15:29
北方氏の歴史小説はハードボイルド
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私は、大の北方ファンです。初版本の「逃れの街…たぶん初版本」から現在に至まで、出版された本は全て読んでいます。(但し対談本は除き)
家の本棚には、初版からの本がずら〜と並んでいます。
ところが、「武王の門」が発売された時に正直「ショック」を受けました。
ハードボイルド路線から、歴史小説家になってしまった…何故? もう血が騒ぐような、肌がピリピリするような、「ハードボイルド」は書かないのか!?っと…
でも、とりあえず「武王の門」を上下購入し読みはじめた私…
始めは、「物足りなくて」途中で読むのをやめました。
でも、このところ特に「三国志」から「水滸伝」にかけてやっぱり北方氏のハードボイルドの描写に肌がピリピリする感覚が蘇ってきました。
彼は、時代小説をも現代の社会で生きづく「刹那」や「情愛」「怒り」「矛盾」をハードボイルドで仕上げている。
水滸伝も佳境に差し掛かり、登場人物の個性が色濃くなってきました。
今度の展開を、北方氏ならではの「描写」で読者の肌をピリピリさせるような仕上りになる事と思います。
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