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cananaさんのレビュー一覧

投稿者:canana

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紙の本なまけ者のさとり方

2001/04/09 22:50

私が今かくあるのもすべて私たちの内に存在するものの表れである

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「いかに生きるべきか」を説く本がますます売れているようだ。内容的には大した差はないのに、さまざまな表現に姿を換えて次々に出版されている。それらをいくつも買う人は、読んでいるあいだは自分が成長したような気分になるので、次々に新しい本に手を出してしまうのだろうか。
 お金のない私にとっては、そういう余裕はないので、その手の本はこれ一冊で十分である。なんといっても、著者による人生という「ゲーム」の巧みな説明がすばらしい。それでいて、結論はきわめてシンプルである。たとえば、「さからわないこと」や「あるがままを愛しなさい」などがそうなのだが、それだけではその辺で売られている、もっともらしい標語を掲げている自己啓発の本と変わらない。人は「隣人を愛せよ」のような唐突な結論でも、それを道徳として受け入れることができるのだろうか。
 この本のすごいところは、そこへたどりつくまでの道程にある。私は、精神的に落ち込んだときや、身体的にすぐれないときなどにこの本を開き、その道程を楽しむことにしている。読みながら私は、余計なものを振り払った場所にたどりつき、もう一度最初から人生に取り組むことができるような気分になるのである。

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