スライドさんのレビュー一覧
投稿者:スライド
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紙の本わがモノたち
2000/12/23 17:17
参考書、ワードプロセッサ、フルーツ消しゴム…モノにまつわる笑いとほろ苦さ
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本書は、初めてうちに来たカラーテレビや棄てたベッドなど、著者がこれまでふれてきたさまざまなモノに関するエピソードをつづったものです。
まず印象に残ったのが「後悔先に立たぬスライム」です。著者はダッコちゃん、シーモンキーやダンシングフラワーなど、ほんの一時期、爆発的に流行して一世を風靡し、あっという間に消えていったグッズのことを「泡沫グッズ」と呼んでいます。絶妙なネーミングだと思います。「スライム」もこの泡沫グッズの一つです。つい衝動買いしてしまったスライムの哀れな運命は、何とも言えない余韻を残しています。
「鼻息荒い参考書」も面白いです。著者と同じ体験をした人はかなり多いのではないでしょうか。非常に共感できます。
「昆虫採集セットの教え」もなかなか考えさせられます。著者と同じく、私も子供の頃無邪気に虫を殺してしまった体験から「命の尊さ」を知った気がします。ところが今の子供たちにはそういう機会があまり与えられていません。自然とふれることの大切さを痛感しました。
もちろん原田さんのエッセイだけあっておもしろさは保証付きです。笑いながらも深い意味を感じさせられる一冊です。
紙の本運の強い人間になる法則
2000/08/08 14:01
天の摂理に合った生き方で運が強くなる
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竹村さんの生き方は非常にうらやましい。好きなことをやってなおかつ成功されている。そんな竹村さんは本書の前書きで「私ほど運のいい人間はいないのではないか、と思うほどだ」とおっしゃっています。どうすればそんなに運が強くなるのでしょうか。その方法が本書には書かれています。
運が強くなるためにまず必要なのは、自分の欲望に正直になることだと竹村さんは主張します。私も自分の欲望にはほとほと手を焼いていました。しかし、本書を読んで欲望を押し殺そうとするのは不可能であり、また不自然でもあると考えるようになりました。もちろん他人に迷惑をかける欲望などはよくありませんが、道にかなった欲望ならばどんどんのばせばいい、それが成功の秘訣だと書かれています。
運が強くなる対人技術についても述べられています。人間関係の理想について書かれている部分は中でも感銘を受けました。
他にも時間や金銭哲学など竹村さんならではの興味深い話がたくさん含まれています。そして最後の章では松下幸之助さんについて書かれているのですが、松下さんと竹村さんの人生には共通点があるようです。それは天の摂理にしたがっているということです。これこそが運が強くなる上で最も重要なことのようです。
紙の本ヨーロッパ退屈日記
2000/08/31 14:40
本物を見る目を養う
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本書は平成9年に亡くなった伊丹十三さんによる、映画や服装など様々なテーマについての批評です。
本書で取り上げられていることはどれも参考になることばかりです。例えば、服装についてです。著者は個性的なおしゃれというのは、少なくとも男に関する限り絶対に間違っていると言っています。男のおしゃれというのは本筋でなくではならないのだそうです。
また、自動車の運転について、運転者を信頼してはいけない、車には誰も乗っていないと思えばよい、と書かれています。このアドバイスは本書のなかでも特に役に立つものでした。
ほかにも、よい演技や映画の見分け方なども参考になりました。
本書を読むと外国の生活や文化を知り、日本の良さ・悪さを知ることができます。本物を見る目を養える本です。
2000/08/31 12:14
たった一週間で字が上達!
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本書の「はじめに」で、著者は「字によってその人の性格や教養、ひいては能力まで判断されてしまうことがある」と述べています。まさにその通りだと思います。ではどうすれば字が上達するのでしょうか。そのために書かれたのが本書です。
本書は一週間の練習で字が上手くなるように構成されています。
1日目では自分の字にどのような癖があるのかを学びます。いけない癖が挙げられていて、私の字はその中のいくつかに該当してしまいました。1日目だけでどのような字がよいのかを知ることができます。
2日目では美しい字を書くための基本法則を学びます。例えば「筆の流れを意識する」といったものです。どれだけ基本に背いていたか反省させられました。
3日目ではさらに字を上手く見せる極意を学びます。「横線を一本だけ長くする」といった、まさに極意を修得できます。
4日目ではなめらかにかなを書く方法を学びます。ここではひらがなとカタカナの手本もついていて参考になります。
5日目では書きにくい文字について学びます。「しめすへん」などは実に書きづらいものです。そういった文字をマスターできます。
そして6日目では行書を、7日目では横書きを学びます。
本書で紹介されていることはどれも効果的です。これらのコツを学ぶだけで、私の字は見違えるようになりました。
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