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NT-1さんのレビュー一覧

投稿者:NT-1

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繰り返されることの最新報告

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 脳が生まれて数億年。自我が芽生えてはて何年? 「唯脳論」から10年以上。いまや脳みそ大流行である。そして、そして多くの人は脳も制覇できると思っているらしい。かつてのAIに対する楽天主義のようだ。

 この本の著者はそのような楽観主義に警鐘を鳴らしている。「意識」の問題は安易ではないと。そしてそれを実に平易な言葉で説明している。この点、まず一読に値する。

 しかし、問題と視野を広げれば、「The Problem」に対する警鐘の啓蒙と昇華の試みは学問の歴史で繰り返されてきた。「クオリア」はじつはものすごく古く、かつだれでも気づく心脳問題であり、哲学の古典的問題のひとつである。誰だって子供のころは、自分の見ている赤色が他人にはどう見えるのか、という疑問をもつはずだ。そして学ぶうち、忘れる者あり、探求の歴史の迷路に迷い込む者あり。そして哲学書も科学書も難解な言葉で埋め尽くされており、人は心脳問題=「難しい」として離れていってしまう。

 この本の著者はあらためてクオリア問題を自分で再発見=再体現し、分かりやすく自分の言葉で書いた。そして著者は、大いなる扉の入り口に立ち、そして人々をその扉に誘う。「さあ、いっしょに問題に取り組もう!」
 それだけで素敵なことである。この本はだから一読に値する。

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