いねむり猫さんのレビュー一覧

紫の上にしてはトウがたちすぎてはいない？

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　「ルドルフの数」の続編です。松秀良門は、ある日であった戸田忠志の弱さゆえの無垢にふれて、彼を自分のものにし、自分の好みにしこむことに生きがいを感じます。幼い雛のように自我の少なかった忠志は、松秀の強引さに恐れを抱きつつも惹かれていきます。
　キーマンとして登場する忠志の同僚のサオリさんが非常に良い味をだしております。サオリさん激ラブってかんじですね。
　この巻で忠志は実家からの脱出に成功し、松秀とサオリとの新たな生活に突入します。まだまだつぼみに栄養を補給している段階ですが、忠志がどのような花をさかせるのかに興味があります。