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軍光一さんのレビュー一覧

投稿者:軍光一

7 件中 1 件~ 7 件を表示

忘れてはならない『失敗史』

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 筆者の網野善彦氏は、日本史では非常に有名な研究者だ。それにしても、この本を書くのにはかなり勇気が要ったと思う。
 これは『失敗史』である。筆者らが戦後まもなく日本全国を回ってかき集めた史料が、プロジェクトの失敗により返却されることなく放置されたままになってしまった。
 史料とはまず第一にその持ち主のものである。そして国のものであり、地域のものである。それらを何十年も借りっぱなしで放置してあったとは、非難されてもしかたあるまい。
 しかし、それでもなお、その汚れ仕事をかってでた筆者と、それに暖かく応じてくれた所有者の人々には、心動かされる。
 歴史学には史料が必須だが、その史料をいかに扱うか。忘れてはならない『失敗史』であろう。

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優しすぎる狼

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 両親がいないということを除けば、ごく普通の生活をしていた主人公。しかし、ある日生き別れた姉と再会し、自分が血を飲まなければ生きていけない呪われた家系の一員であることを教えられる。
 やがて主人公にもその症状は現れる。
 友人、恋人、義理の両親。自分の親しい人々を傷つけるかもしれない、という恐怖に主人公は……

 どこかノスタルジックを感じさせるような画風と、切ないストーリーがよくマッチしている良作。
 登場人物の心理描写も深く、話に深みと情緒を感じさせてくれる。

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紙の本チョコレートナイト

2002/02/22 16:48

久々のゲームブック

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この作品は、『ドルアーガの塔』や『パンタクル』で有名な作家が書いているが、それらと比べると、初心者向けに作ってある。内容はゲーム性やストーリー性よりも、パズル色が強い。イラストが豊富で、文章やパズルとあわせて楽しめるようになっている。
 ゲーム内においてはアイテム管理などをする必要がなく、全て記号やメモで処理してある。ただし、いくらルールを簡略化したとはいえ、キャラクターシートが付随していないのは減点ではないだろうか?
 全般的に親切設計ではあるが、昔の作品と比べると、やや文章の魅力が落ちているような気がする。

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紙の本真拳勝負!

2002/01/07 00:25

軽快なテンポと、部分的に地に足のついた描写が読ませる良作

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 愉快な語り口の一人称主人公に味がある。そして、手からビームが出る愉快なな話でありながら、拳法に関する細かい記述が読ませる。いわるゆ「大嘘ついても小嘘はつくな」といった感じで、臨場感あふれる文章になっている。

 おそらく話のテーマである主人公とライバルの葛藤と、その昇華。それが軽く軽快なテンポの文章で書かれてて、読みやすい。二人のヒロインも良い味を出している。

 とにもかくにも、体育会系のノリの、楽しい作品に出来上がっている。

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紙の本パンツァーポリス1935

2001/12/01 22:21

パンツァーポリス1935

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 現実世界とは少しずれた都市世界の独逸。伯林。
 空中戦艦カイザーブルグを駆って宇宙を目指すヴァルターらは、カイザーブルグの能力に目をつけた独逸軍に追われる羽目になり……というお話。
 現実と似かよりながらも独特の世界観や、個性的なキャラクターが魅力的。特にヒロイン役のエルザと、敵役のオスカーとマイヤーが良い味を出している。
 夢を追うと言うこと、他人に犠牲を強いると言うこと、先に進むと言うことはどういうことか、ということがかっこよく描かれている。

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お手軽ミステリー

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 基本的に一話完結の推理もの。頭脳労働担当と肉体労働担当の二人の主人公が、数々の事件を解決していく。
 事件を通じて織り成す、様々な人間模様が面白い。利害関係あり、愛蔵劇あり、事故あり、と様々なバリエーションがある。
 話の作り自体はすっきりとしており、推理ものが初めてであったり、苦手意識を持っていたりしている人でも、簡単に楽しめ、推理の世界に入っていけるのではないだろうか。

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紙の本エアリアルシティ

2001/12/01 22:23

エアリアルシティ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 書物の中に逃げ込み、文字によって記述される国、英国。天使や悪魔など、架空の魔物が住まう街、架空都市倫敦。
 この倫敦に三人の人間が訪れ、次々と魔物を殺していく。彼らに対抗するのは翼を持たない悪魔のアモンら。
 主人公である「死にたがりの」アモンと、敵役のヴァレスを中心に話は構成されている。同じように親しい人を失い、取り残された者同士の対決。
 書物の中の世界、という独特の世界観と独自の用語のため、ややとっつきにくいところもあるが、慣れればすらすら読める。キャラクターの対比が見事で、一見ばらばらの流れがひとつどころに収束して行く感じは見事である。

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