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So−Shrioさんのレビュー一覧

投稿者:So−Shrio

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紙の本

紙の本戦後日本病人史

2005/11/23 22:56

医療制度を考える場合の基礎文献

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最近、必要があって、全頁に目を通してみた。
そのうえでの感想は、小泉構造改革の前に未だ曾て有らざる改革を迫られている、医療制度を考える場合の基礎文献として十分機能を果たしうる、歴史を超えた書物であるということである。
歴史叙述というものは、史観という名のとおり、どうしても著述家の生きた時代の制約を受けてしまう。しかし、この膨大な論文群がそれを免れえているとしたら、それは「病人の視点ー病人史」というかたちをとったがゆえであろう。
病人の立場は時代を超えてかわらない。そして、病む人々への同情を失った医療制度は長続きしない。そうした意味で、戦後の民主主義的医療改革と国民皆保険制度が半世紀近く継続していることの重みを、新自由主義者たちは良く考えてほしい。将来に禍根を残すような制度改革を急ぐ必要が何処にあるのか?
そうしたことを問い直すとき、この書物は必読文献である。

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