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はるあきらさんのレビュー一覧

投稿者:はるあきら

6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本

生活に根ざした陰陽五行

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 私達の文化や風習、言い伝えなどにおいて、それらの根拠や理由を意識することはほとんどないが、実はある法則の上に成り立っていることがわかる。それが陰陽五行思想であると著者は主張する。そしてその例を日常生活の中に求め、解説したものが本書である。

 「カミナリが鳴ったらヘソを隠せ」とは小さい頃によく言われたものだが、この言葉の裏側に実に壮大な思想の裏付けがあったことへの驚き、稲荷信仰に託された人々の切実な願い、など題材が身近である分、興味を覚えずにはいられない。

 こういった思想を残念なことに現代人は忘れてしまっている。しかし、本書を読むことで祖先と私達との接点が持てるのではないだろうか。

 陰陽五行思想で民俗を捉えるという手法は一般的ではないと聞く。そういった意味ではサンマーク出版を通じての出版は幅広い層に読んでもらえる可能性があり意味のあることだと考える。これがきっかけとなり陰陽五行に興味を示す人が一人でも増えることを期待したい。

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紙の本

紙の本五行循環

2001/08/06 19:16

ユニークな視点の書

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 稲作民族である日本人は古来から五穀豊穣を願い、そのために四季が適切に巡るようにとの思いを込めて様々な呪術を施してきた。そういったもののバックボーンとなっているのが易であり五行であると著者は主張する。本書はそういった視点に立ち、年中行事や祭り、民俗の解明を行ったものである。

 本書は主に三部から構成されている。第一部では一年の開始となる正月行事を特に重要と考え、これを特に取り出して五行の理論に照らし合わせながら推理している。

 第二部では一年を十二支に還元し、十二支の持つ法則によって各月に行われる行事や祭り、民俗の推理を行うと共に易の消長卦と行事との関連などの考察も行われている。

 第三部では本書を理解する上で必要な易や五行の概要をまとめてある。割かれているページが少ないせいもあり説明が不親切だと思えるところもあるが理解する上では特に困らないであろう。

 年中行事や祭り、民俗の解明に易や五行思想を取り入れるという手法は従来ほとんどなされることはなかった。それ故にユニークな著書であると言える。今後の展開を期待したい。

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紙の本

紙の本陰陽道

2001/08/02 12:10

銘に恥じない内容

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 安倍晴明や陰陽道に関する書籍はたくさん出版されており、それぞれがそれなりの内容となっている。本書はそれらをまとめたような感じの本である。

 内容的には晴明伝説や陰陽道の紹介、晴明ゆかりの地、各種資料の紹介といった基本的なものの他に、岡野玲子、夢枕獏、小松和彦各氏へのインタビュー、富樫倫太郎氏による小説、いざなぎ流の紹介などが掲載されている。全体的に写真や絵、図が多用されていて理解を深めてくれる。巻末にある用語集もそれなりに役立つ。説明は特に難しくはないので初学者でも十分に読みこなせると思う。

 総合的にみて本書は「陰陽道と安倍晴明の魅力の全てを網羅した決定版ムック」と銘を打つだけの内容に仕上がっていると言える。

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紙の本

週刊誌スタイルを通した一冊

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 本書は全体を「週刊誌」というスタイルで統一しているという点で類書とは一線を引く。書き方に抵抗を感じる人もいるかもしれないが、内容的には類書に劣らずとも勝っている。晴明の徹底解剖に始まり陰陽道の解説、晴明伝説を支える脇役達、晴明ゆかりの地、関連ホームページの紹介はもちろんのこと、オリジナルコミックや五行による恋占いまで扱っている。また、疑惑を提示したコーナーや大胆な仮説として「晴明は忍者だった」他がある。こういった内容は週刊誌的視点ならではのものかもしれない。この部分に抵抗を感じる人もいると思うが個人的にはこういう説があってもよいと思う。

 週刊誌という姿勢は徹底してあり、ところどころに掲載されている広告も笑えるものが多い。楽しみながら学べるという点では一押しと言える。気軽に読みたい人にはおすすめの一冊である。

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紙の本

晴明伝説の面白さが堪能できる

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 安倍晴明に関する公的な記録はほとんど残されていない。それ故、現代まで語り伝えられているものは晴明の超人的な伝説が主なものとなっている。その伝説の中で最も遅く成立したと考えられるのが「安倍仲麻呂生死流傳輪廻物語」である。本書はこれがベースとなっており、必要に応じて他の物語や説話が織り混ぜられているが不自然さは感じない仕上がりとなっている。

 本書は主に二部で構成されている。第一部は先に紹介した「物語」である。詳しい注釈は巻末に付けられているため、物語の進行に集中して読むことができる。「物語」自体はなかなか面白い。

 第二部はこの「物語」のバックボーンにある事柄に関する解説となっている。写真や図が多用されており説明もそれなりに詳しい。

 この他に付録として「ほき内伝金烏玉兎集」という陰陽道の秘伝書の一部の口語訳が掲載されている。この試みは類書には見られないオリジナリティのあるものである。個人的には評価したい。

 本書は私が購入した初めての晴明本である。「物語」で知らないうちに晴明の世界へ引き込まれ解説で理解が深まる、といった一粒で二度美味しい本であり必読の価値がある。

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紙の本

末永く使える一冊

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 巷では安倍晴明がブームになっているが、安倍晴明と陰陽道とは切っても切れない関係にある。本書はその陰陽道に対して幅広い視点からアプローチしたものである。陰陽道の中心的な思想である「陰陽五行思想」や陰陽道で行われる秘術、祭祀と神々といった基本的な事柄に関してはもちろんのこと、陰陽道が日本史で果たした役割や生活の中に溶け込んだ陰陽道の例、他宗教と陰陽道の関わり、暦や占術などについて述べられている。その他には陰陽道にゆかりのある神社仏閣ガイドや、現代に息づく陰陽道として「いざなぎ流」が紹介されている。安倍晴明の超人的な伝説も紹介されている。

 全体的に写真や図が多用されていてわかりやすい。しかし、陰陽道という巨大な体系のものを限られた紙面で幅広く紹介しているために場所によっては説明が唐突な部分も見受けられるが許容範囲であろう。

 陰陽道の全体像を手っ取り早く知るには本書は最適だ。内容的には必ずしも容易だとは言えないが、わからないことに出会った時には立ち戻って来れるだけの内容を持っている。幅広い陰陽道の世界へと旅立つための案内図として本書を利用して欲しい。

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