ハチクさんのレビュー一覧
投稿者:ハチク
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2001/07/13 05:34
みうらじゅんを『ボク宝』に指定します!
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『類はともをよぶ』そんな本だった、私にとって。いわゆる「有名人」と呼ばれる人のなかでいくつかのバンドが実はルーツでつながっていた、とかないだろうか。個々に引っ張られる周波数みたいなものはやはりあるらしい。
わたしは、みうらじゅんがすきだ。わたしにとっては、ツボに入りすぎるくらい。たまらない。独自の引力を感じる。この本を開いて驚いた。かなりの濃い目の面々、そしてそれをすぐ分かってる私。お気に入りの有名人のオンパレードだったのだ。
まずは手にとるしかない。みうらじゅんに少なからず興味を抱いているのならば、尚更。文章に見え隠れする、彼の腰の低さ、繊細なかんじがまたいい。
紙の本ぼくは勉強ができない
2001/07/13 04:54
「かっこいい」ってきっとこんな感じ。
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この本を読むと、主人公・時田秀美に皆ほれてしまうだろう。どんな年代であっても、性別も何もかも関係なく、彼にひかれるだろう。
このなかでは彼の高校生活の中での家族との距離感、恋愛について、学校の中の仲間との関係…時田秀美の生活を彼のフィルターを通して垣間見られる。彼の言葉で。彼の表現方法で。
これがたまらなくいい。どこがいいのか。それはきっとコトバにするにすこし難しい部分の感情。それが動く。動きまくる。
たとえば、自分が学生だった頃の、教室の空気。すごく気の合う先生との時間。異性に対してのみる目の鋭さ。家族との思春期特有の微妙な距離のとりかた。
時田秀美のそんな生活を見ているとなんだかすかっとする。自分が思ってたのに言えなかったことや、やりたかったけど果たせなかったことを彼はさらりとやってのけてしまうから。それも、ごく普通に。爽快。
いつ読んでも良いが、ワタシの場合、1年に2、3度、ふと会いたくなってしまう本である。
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