ぷいぷいさんのレビュー一覧
投稿者:ぷいぷい
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紙の本姉の結婚
2001/08/22 22:43
世の中は自分の思うようにはいかない…
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人間の欲望や見栄が短編の中にちりばめられています。
自分でよいと思って決めたのに、周りをみて後悔してみたり、他人をうらやんでみたり。またなんとなく流されるようにいきていて、ないものねだりをしてみたり。登場人物に自分を重ねてしまいます。誰もが持っているねたみ・嫉妬。まじめに生きているのに、それが報われない虚しさ。世の中間違ってる!と思う主人公。それぞれの短編に自分の生活がダブります。たぶん自分が生活しているときは意識せずにいることが、この本を読むことで少し離れたところから冷静にみられるのではないでしょうか?
紙の本そして私は一人になった
2001/08/17 10:27
これでいいのか?
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作者の日常を日記形式でたんたんと書いてあります。作者と私は年齢が近いので、「ふんふん」と納得したり、「うーん。私はちょっとちがうな〜…」とか、自分の生き方はこれでいいのか? と「自分の生活を見直すきっかけの本となりました。
人間っていろんな人に支えられているけど、基本的には人間は一人(孤独をバネに一人でも生きて行ける力を持って生きていく)で生きていくんだ…っていう気持ちにさせてくれる本です。
ただし、著者の「人と会わないときはこもりっきりの生活」については、「まだ若いのに〜。もっと外にでようよ〜〜〜。」ってつい励ましてしまいそうになります。(笑)
紙の本だんだんあなたが遠くなる
2001/08/21 00:27
三角関係…
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さわやかな読後…といいたいところですが、主人公とその恋人、そして主人公の友人、みんないい人過ぎませんか?
それぞれが自分以外の誰かを大事に思い、思うがゆえに自分の気持ちを正直に伝えられない…っていう気持ちもわからなくはないですが、人間って自分の幸せについてはもっと貪欲なものではないでしょうか?
10代にこれを読んでいたらもっと違う読み方ができたかもしれません。しかし、恋愛して結婚していろんなことを経験した今となっては、これは本の中のおとぎ話のように感じてしまいました。
そういう意味では、いづみを捨てた自分勝手な男や、自分の出世のために萩を捨てた婚約者のほうが人間くさくって現実味があったような気がします。
紙の本殺人鬼
2001/07/29 00:48
なんかね〜〜〜(^_^;)
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「緋色の囁き」「黄昏の囁き」に続いて、綾辻行人さんの本としては3冊目に読んだのですが、他の2冊に比べて、犯人の動機が…(@_@)
他の2冊に関しては、犯人がわかってもその殺人の理由というか、動機に感情移入できたのですが、この本に関しては読み終わっても「そんなんないやろ〜〜〜…」という感じでした。人間の深層心理というよりは、もう怪奇現象としかいいよう…。
あまりに現実離れしていて、少しがっかりしました。殺人の描写はもう目を背けたくなるほど、リアルでしたが。
紙の本黄昏の囁き
2001/07/29 00:55
見事にだまされました。
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「緋色の囁き」のあと、「暗闇の囁き」が本屋になかったので、これを読みました。
ある程度読み進んでいくと、「あれ〜。これってもしかして…「緋色の囁き」となんとなく犯人の設定が似てない???」と思ったのですが、見事に予想を裏切ってくれました。大変面白かったです。
紙の本あなたには帰る家がある
2001/08/17 10:16
どの登場人物にも…
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わたしが読んだはじめての山本文緒の本です。
どの登場人物にも感情移入できる部分が必ずあって、特に女性の心理描写は抜群です。「そうそう。そんな気持ちってなったことある〜」ってな感じで、違和感なく読み進めます。
また2組の夫婦がこの先どうなっていくのか? というドキドキで、一気に最後まで読んでしまいました(かなり目が疲れましたが…)。
とにかくおもしろいですよ!ぜひお勧めします!
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