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けろたんさんのレビュー一覧

投稿者:けろたん

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紙の本刑法と民法の対話

2001/10/02 01:26

肩肘張らないが、内容はなかなか…

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 刑法学者の佐伯教授と同僚である民法学者の道垣内教授の雑誌「法学教室」(有斐閣)における対談を手直しして本にしたもの。内容は題名の通り、刑法ではこう考えているが、民法ではどうなのだろうという点(逆もまたしかり)を対談形式で検討している。
 法律学の中でもある法律分野ではAと理解されているが、他の分野ではBと理解されているところがある。例えば、刑法で保護される所有権と民法でいう所有権は違うのだとされてきた。それを良しとしてきたのが従来の法律学であった。法律でも目的が違えばその保護する内容も変わるのだというのである。しかし、近時、同じ「法律」という枠組みでは同じ観念(もしくは用語)は等しく理解されるべきではないかという議論がされている。法内容の統一という観点である。
 この立場に立つか否かはともかくとしても、両分野の交錯する点を見ていくことは非常に興味深い。人の誕生をどう考えるかをクローン人間までさかのぼって考えたり、財産犯における保護法益を民法と整合的に考えるかなどといった内容を本書は与えてくれる。ただし、本書は歯ごたえのある本だけに、民法や刑法を一通り学習した人向けと思う。

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