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もののふさんのレビュー一覧

投稿者:もののふ

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紙の本時価革命と金融工学

2001/10/08 04:23

時価革命と金融工学

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

正直言って、金融工学は嫌いというよりは使い方がわからなかったので、あんまり真面目に取り合わなかった訳だが、本書を読んで時価の理論値を出すための方法ということが解って一転興味がでた。というのも、今までの本は細かい所ばかり書いてあって、金融工学をどう実際に扱って行くかという点に付いて触れていなかったから、本の中身がただの確率本になっていたキライがあったからだ。ハッキリいって全然読む気がしなかった。
 一方で本書は第一章で、時価評価と金融工学と結びつけたことにより、金融工学に意味を持たせることに成功する。このことにより、「なるほど時価と金融工学はこんなに大事だったのか」と興味を持たせつつ、第二章でいきなりダーーンと「ゴルフ会員券を時価」すると打ち出して、一番初歩の時価評価からかなり突っ込んだ所まで計算した時価の出し方まで細かいところにはこだわらずに具体的に説明している。最初はただの将来価値を現在評価に金利だけを使って直したものから始まり、徐々にイールドカーブやオプション、クレジットと概念を広げていく。数式も書いてあるものの、細かいところは書いていないので高校程度の数学で充分である。なるほどさすが理工学部出身だけの事はある。数学科にはこういった視点はないだろう。
 第三章はちょっと専門的であるがここは飛ばしていいようにできている。第四章からは時価会計と実務の関連に触れており、これまた実務であるから具体的で非常に楽しい。
 全体にわって具体的で興味をそそる構成になっており、ハッキリ言って超良書である。

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