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優樹○さんのレビュー一覧

投稿者:優樹○

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この本でついに「場」の意味を掴めた気がする。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 受験生時代、国立理系志望だったぼくは物理を選択していた。得意だった。でもめちゃくちゃ腑に落ちないことがあった。それが「場」の理論だ。少し前までの用語だと「界」と呼んでいたものだ(例:磁界→磁場)。この概念の存在意義がまったくわからなかった。なんでこんな“ありもしないもの”を想定して考えるんだろう、中学の物理見たいに“点電子”で考えりゃいいじゃんと(この意味がわからない文系のひとも本書は丁寧に解説しています)。しかしある予備校講師がこう言ったのだ「『場』の概念こそが現代物理のへ革命だ」と。

 物理と関係のない大学にいったあともぼくは「場」が気になっていた。そしてまさにそのまんまのタイトルを見つけたそれが本書だ。

 本書は「場」の概念が発見されるに至った歴史的経緯からアインシュタインの相対性理論との関連を小説家「湯川薫」でもある著者が飽きさせない文章で書いている。そして文章の隅々まで読者への配慮が行き届いた細かい説明。サイエンスライターの面目躍如。物理学の知識も一流なので内容の保証もばっちり。こんな本がこんな値段で読めるなんてといった感じになれる一冊。現代物理のすごさに身震いしてください。

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