幻夢　さんのレビュー一覧

当たりだったと思います

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　以前、長編ファンタジーというものを読みかけて途中で挫折した経験を持つ私が、久しぶりに手に取ったファンタジー小説でした。ファンタジーといえば、呪文のような名前の登場人物や地名が山のように出てきて、それがさらに複雑に絡み合い、嫌気が差したりするものですが、この作品はそんなことはありませんでした。それぞれの登場人物に感情移入するのがとても簡単でした。カーランが自分の身分を告白した場面では、彼女とリチャードの気持ちが嫌というほど良く分かり、泣けてきました。この巻はとても気になるところで終わっています。私はきっと、次の巻も読むでしょう。それも、一気に。