小原苑美さんのレビュー一覧
投稿者:小原苑美
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紙の本風邪の効用
2004/04/14 22:01
風邪を引きたい
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逆説的なタイトルに惹かれ、読んでみた。
どうやら整体術とかいうものの本らしい。
風邪は治療してはいけない。治るもの、だそうだ。
悪いところから風邪を引くものだそうで、
それは無理に治さず自然に経過させるのが良い。
要するに、人体のホメオスタシスを信じなさい、と…
そういう言葉は使ってないけど、大まかに言えばそんな感じ。
まあ、その具体的な方法は置いておいて。
私も、ぜひ「体の偏りをなくし」て、
「蛇が皮を脱いだようにサッパリ」してみたい!
そんなものすごい解放感を、早く味わってみたい!
と、この本を手に、次の風邪を待ち構えているところだ。
2004/04/08 22:23
人種差別はあって当然
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というイギリスの現状を、作者はまず認めてしまう。
イギリスだけじゃなくて、この世界は差別にあふれている。
で、いったいどうすればいいのか。
作者は関西人らしいバイタリティと押しの強さで、
「おかしいイギリス」に斬りかかっていく。
警官だろうが、雇い主だろうが、おかまいなし。
正当な権利を主張し、交渉し、勝ち取っている。
読んでいるぶんにはスッキリ、小気味良いのだ。
こんな激しい生活は自分には無理だろうなぁとは思いつつ…。
遅れたイギリスの現状を嘆き、苦笑し、憎んでいるようで、
人生の後半に作者が選ぶのは「わたしのイギリス」。
ばっさりと切り捨てているだけでは、なかったりする。
2004/04/11 01:29
私は挫折した
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装丁は、そっくりそのまま新潮文庫。
めくってみると、日付だけが書かれたページ。
その次も、その次も、その次も……1年分の白いページ。
「どんなことを、どんな風に書くかは、だからあなた次第」
って、要するに、文庫サイズの日記帳なわけだ。
本棚の文庫の段にもぴったり収まるし、いいんじゃない?
早速、ペンを持ってみる。
新潮文庫だし、日付部分も縦書きだし、ここはやっぱり縦に書きたいところだ。
ん……。書き辛い。
文庫のページって完全には開かないのだった。
綴じた部分に近いほど盛り上がって、ペンがうまく入らない。
見開きの左ページに書こうとすると、右ページが右手に倒れこんできて
邪魔をするので、文字がブルブル震える。
製本された文庫って、日記やメモ帳代わりに使うには向いていない、
ということがわかっただけだった。
この本を上手く使える方法、誰か教えてください。
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