十海さんのレビュー一覧
投稿者:十海
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紙の本スーパードルフィーパーフェクトカタログ La carte d’un Ange〜天使の地図〜
2003/12/27 23:58
初歩的な「?」もすっきり解決、『使える』一冊。
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「スーパードルフィーって何?」
「フルチョイスでお迎えしたいのだけれど、少年ヘッド+13女子ボディのバランスってどんな感じ?」
「スタンダート女子ヘッド+少年ボディでは?」
「ののヘッドに18mmのグラスアイをあてるとどんな感じ?」
今まではインターネット上で地道に情報を探すか、直接、ボークスさんに電話で問い合わせるしかなかった疑問の答えがここにあります。(しかも全て写真つき!)
2003年冬までに発売された限定ドールから店頭販売されている子はもちろん、オプションパーツ(店頭販売、フルチョイス販売を含む)まで、写真つきで紹介され、パーフェクトカタログの名に恥じない内容になっています。
ミニSD、SD(スタンダート女子、男子、13女子、13少年)のボディの各サイズが掲載されているのも嬉しい限り。
Kyonさんをはじめとするドールアーティストの方々のインタビューも読みごたえ有り。「睫が上手く貼れないけどどうすればよいの」「左右対称にメイクするには?」と言った、誰もが一度は突き当たる悩みに、具体的に「私はこう言ったやり方をしています」「こんな道具を使っています」と答えてくれています。
カタログとしてはもちろん、ドールカスタマイズや手作りドレスを作る際の手引書として、かなり実用性の高い本ではないでしょうか。
ただ一つだけ難があるとすれば……「もっと早く出てほしかった(;;)」ってことでしょうか。
……いや、もう、知っていれば『しないですんでた苦労』があまりに多くて(笑)
SDと既に長くおつきあいしている方にも。これからおつきあいしようとする方にもおすすめしたい『使える一冊』です。
紙の本オトコのいる部屋 2
2003/12/22 17:07
「こー言う時でもこんな台詞を聞くと寒く感じるんだ、私ってば……」
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この一言、頭に焼き付いている。
理由は一つ、「実感こもってるから」
仕事干された、住所不定、先の予定不透明、下手すりゃ飼ってる猫ともお別れか。
「もーう笑うしかねえよ」と乾いた声で爆笑していた日々の中、この本を買った。
主人公の名前は森口アキ。独身、OL、彼氏なし。
この辺まではごく普通。
拾ったコンゴウインコと暮らしている。インコの名前は音子。
日常+アルファ、シチュエーションコメディのお約束とも言うべき設定のど真ん中を、真っ赤な巨大インコが飛び回り、叫び回り、かじり回る(床も天井もばーりばり)。
飼い主は「しょうがないなあ」と苦笑しながらもおたおたと後を追いかける。
ついでに汚れた床も掃除する。
それでも、ちょこんと首なんぞかしげて「愛してる」と言われると「くはーっ、たまらん、もうどにでもしてくれー」
と床を転げ回ってしまうのは相手が動物だからだろう。
同じ台詞でも人間が言うと……
何故かタイトルみたいな反応をしてしまう訳で。この辺、非常に共感できるものがある。
2巻目は住んでいた借家が取り壊しになるわ、努めている会社は倒産の危機にひんするわ、となかなかに波瀾万丈のアキと音子。
落ち込んだりへこんだりしながらも、からっと明るく「音子のためだもの!」と、どうにかこうにか立ち向かってしまうアキの姿は読んでいてたいへん気持ち良く、元気が出た。
「どうにかなった」今、猫の背中をなでながらしみじみ思う。
あの大波を乗り切れたのも音子のおかげだなあ……。
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