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ぱたやさんのレビュー一覧

投稿者:ぱたや

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

だから彼らは就職しないんだ…。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

前からなぞだった。
最近の若者の「就職難」だとか「フリーター増加」というのは、社会のせいなのか、教育のせいなのか、本人のせいなのか、それとも別に何か理由があるのか、そしてそもそもそれは悪いことなのか。
雇用機会均等法施行の前年に就職をした私の時代(もう15年以上も昔)の就職活動とは、誰もが当たり前にするものだった。卒業しても就職しない人は稀だったし、それなりに理由があった。中堅私立大学文学部卒の私にすると、有名一流大学を卒業しながらも就職しないなんてただただ「なんてもったいない!」としか思えない。
この本の中では様々な角度から、この「就職しない若者」の原因を掘り下げている。高校や大学の進路指導の現場、就職活動の実態、フリーターやその親の思い。…そこまで読む限りでは少し絶望的な気分になってしまった。
けれども一方で、インターンシップや、地域における前向きな活動や、自主的に自分の就職や生き方を模索している若者が紹介されていて、すこし安心をしてみたりもした。
私の中でなんとなく漠然とあった「なぜ若者が就職しないんだろう」というテーマは、この本を読む限りでは、一過性のものでも、簡単なことでもなく、明らかな社会問題であることが認識された。それに対してどうすればいいかの示唆もこの本ではなされている。そこにすべての答えがあるとは思わないが、この本に書かれている提言がすべて実施されれば、少しは先に進めるような気がする。それに、問題が認識されれば、そのための解決策は、関連する「場」から出てくるに違いない。
社会の一員としても、子供を持つ親としても、いろいろと考えさせられる一冊であった。

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