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  3. ユーラシア旅行社さんのレビュー一覧

ユーラシア旅行社さんのレビュー一覧

投稿者:ユーラシア旅行社

22 件中 1 件~ 15 件を表示

内容紹介

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【内容】

春風の花を散らすと見る夢は

さめても胸のさわぐなりけり

西行

【写真】

■North Sea 北の果ての海 photo・text/ゲオルギィ・ピンカソフ

■ニライ photo・text/染谷學

■East Meets West photo/細江英公

■A Parallel Reality 並行する世界 photo・text/アレクサンドラ・デメンコヴァ

■〔小特集〕にほんの境目 photo・text/飯島望美「うつしよ」、中藤毅彦「から
ふと」、桝野正博「のと」、奥山淳志「みちのく」、
船尾修「たかちほ」、荻野NAO之「うずまさ」

【文章】

◎〔連載〕電気の働きに満ちた宇宙 第十回 
―太陽と地球の電気的なつながり― 
text/ステファン・スミス

◎水を切れ text/望月通陽

◎みずからの風の色 text/管啓次郎

◎私は行くよ text/姜信子

◎ジャポニスムと間の美学 text/酒井健 

◎松陰を思う text/前田英樹

◎受けいれること、変えていくこと。 text/田口ランディ

◎「わかること」の周縁 text/小栗康平

◎世界を夢みているのは誰か? text/蛭川立

◎月の記憶 text/皆川充

表紙・裏表紙写真/ゲオルギィ・ピンカソフ

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FIND THE ROOT 彼岸と此岸2 この世の際(きわ)

【写真】
■光の自然 photo/杉本博司
■磁力の表情 photo/安井仲治
■天と地のあいだ~ロダンの夢~ photo/細江英公
■ふるさと photo・text/荻野NAO之
■極北の命 photo・text /八木清
■Underground photo・text /内山英明

【文章】
◎小特集〕縄文のコスモロジー第二回 縄文の人間学
text/酒井健 photo/滋澤雅人
◎〔連載〕電気の働きに満ちた宇宙 第九回 
  ―電気を帯びた太陽― text/デビッド・タルボット
◎乳房とモーツアルト text/田口ランディ
◎ぎこちなく、果てしなく text/姜信子
◎映像表現と、生存のありよう text/小栗康平
◎まぼろしの鞍 text/望月通陽
◎失うものと得るものと text/前田英樹
◎歩いてゆく text/管啓次郎
◎内部と外部:分節と自己言及 text/蛭川立
◎〔小特集〕再発見されるアウトサイダーアートの魅力に期待 text/田口ランディ
◎懐かしき生の周縁 text/皆川充

【表紙・裏表紙】 

表紙写真/安井仲治・裏表紙写真/北義昭

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目次

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FIND THE ROOT 彼岸と此岸1 時の肖像

人間の理解を超えた
偶然の出会いと
必然の相互作用が
時と世界を象っている

【写真】
■原始の記憶 photo・text/北 義昭
■原始の記憶 photo・text/大西成明
■モーメント、モニュメント photo・text/森永 純
■Starlings photo・text /Paolo Patrizi
■光跡/追憶・・・ 和歌山 photo・text/ヨハン・オーカタ
■古と今の世界 photo/久保田博二

【文章】
◎〔連載〕電気の働きに満ちた宇宙? 第八回 太陽 text/デビッド・タルボット
◎〔小特集〕縄文のコスモロジー1 縄文の人間学 text/酒井健 photo/滋澤雅人
◎テ・マエヴァ・ヌイ text/管啓次郎
◎囀りとつぶやき text/田口ランディ
◎ぬるい目玉 text/望月通陽
◎汝力なきものとしてtext/前田英樹
◎チェンマイ、彼岸の時空text/蛭川立
◎一引き引いたは、千僧供養text/姜信子
◎コーカサスの地と、映画への思いtext/小栗康平
◎インサイトコミュニケーション text/皆川充

【表紙・裏表紙】 牧野美智子

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FIND THE ROOT 永遠の現在7 時と悠

自らの眼差しを持つ者は、
自らの来し方行く末を知っている。

【表紙・裏表紙】 望月通陽

【写真】
■Native Nations photo / エドワード・S・カーティス

■Carry Me Home   photo・text / デビー・フレミング・キャフェリー

■Country Songs photo・text / 奥山淳志

■NEIGHBORHOOD photo・text / 鷲尾和彦

■島の時間 photo・text / 山下恒夫

■あの時の未来 photo・text / 西山尚紀

■金のエンジェル photo・text / 有元伸也  

【文章】

◎〔連載〕電気の働きに満ちた宇宙?第七回火星の樹枝状模様text/ デビッド・タル
ボット

◎〔小特集〕写真の可能性 text/ 佐伯剛

◎ 私たちはどこから来たか、私たちは誰か、私たちはどこへ行くのかtext/ 田口ランディ

◎冬のフランス text/ 管啓次郎

◎信仰は信仰である text/ 前田英樹

◎星を観る眼 text/ 蛭川立

◎取り返しのつかない話 text/ 姜信子

◎標準化できない視覚のミソ text/ 小栗康平

◎隠された知 text/ 森達也

◎旅人の心得5 text/ 皆川充

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FIND THE ROOT 永遠の現在6 時と転

視点が変わるとき、意味が変わる。
意味が変わるとき、視点が変わる。

【表紙・裏表紙】 望月通陽

【写真】

■砂漠-都市 photo/ バルタザール・ブルクハルト

■遠い場所の記憶 photo/ 川田喜久治

■Japan・・・ a chapter of image, 1961 photo・text/ ユージン・スミス

■戦後東京、50年のうつろい photo/ 石元泰博



【文章】

◎〔連載〕電気の働きに満ちた宇宙? 第六回火星  text/ デビッド・タルボット

◎ 転成への夢 text/ 酒井健

◎ 目に見えにくいところに見えるもの text/佐伯剛

◎ 神を求めて泣きなさい text/ 田口ランディ

◎ 武漢 text/ 管啓次郎

◎ 君は覚えているかしら text/ 姜信子

◎ 日本の天職を知る text/ 前田英樹 

◎ 内から生まれ出る眼差し text/ 小栗康平

◎ 転移する全体と、一人ひとり text/ 森達也

◎ 旅人の心得4 text/ 皆川充

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目次

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森羅万象は、果てしない生命流のうねりであり、
人間の現実は、そのなかの限られた相にすぎない。

【表紙・裏表紙】 望月通陽

【写真】
■WAVES  photo・text/ 森永純
■ROCK OF AGES  photo/ エドワード・バーティンスキー
■SNOWY TIME  photo・text/ 萩原義弘
■北国の時間 photo・text/ 中藤毅彦
■車窓から photo・text/ 内野雅文
■Expression photo・text/ 初沢克利

【文章】

◎〔連載〕電気の働きに満ちた宇宙? 第五回  text/ デビッド・タルボット
◎ 不易流行と軽み text/ 酒井健
◎ 歴史の風景 text/ 前田英樹 
◎ ラロトンガ縦断、その他の気まぐれ text/ 管啓次郎
◎ 熊野、循環の恵み photo・text/辻桂
◎ ユージン・スミスの旅 text/ 田口ランディ
◎ 熊本、コリア、洗足池、キラウエア text/ 姜信子
◎ 「在る」ことの奥行き text/ 小栗康平
◎ 旅人の心得3 text/ 皆川充
◎ 狭間を見下す驕り text/ 森達也
◎ 新グレートジャーニー8「南サハリン縦断」 photo・text/ 関野吉晴

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全ての存在は、その時ならではの繊細な関係の産物であり、世界は、固有の関係で生じる無数の存在が微妙に影響し合いながら成り立つ。 
全ての関係は変化していく定めにあり、それに応じて世界も多彩を極めていくが、変化全体のプロセスは、常に同じことが繰り返されている。

■掲載作家 [敬称略・五十音順]

【表紙・裏表紙】 絵/大竹伸朗
【photographs】
・富士 GENUINE IMAGE  photos・text/大山行男
・鉄の匠 SACRED FORM  photos・text/大橋弘
・東京 MOVING INTERSPACE  photos・text /神谷俊美
・穂高 INFINITE EXPERIENCE  photos・text /水越武
・横浜 ACTIVATE CULTURE photos・text /中藤毅彦

【連載】小栗康平、川田順造、甲野善紀、酒井健、管啓次郎、田口ランディ、日高敏隆、古谷利裕、保坂和志、前田英樹、茂木健一郎、森達也、養老孟司

【Endless World―生と死の廻り】古賀絵里子、桃井和馬、関野吉晴

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■本の内容
生命の営みは、劣っていた状態から少しずつ発展してきたのではなく、
特定の人間が絶対的に正しいと主張する原理に導かれた筈もなく、
刻々と変化していく状況のなかで様々な試行錯誤を繰り返しながら、
様々な関係に基づく様々な存在の可能性を得て、整えられたのだろう。

■掲載作家 [敬称略・五十音順]
 
【表紙・裏表紙】大竹伸朗

【photographs 】
GROUND ZERO 1[9.11事件以降] photos/Joel Meyerowitz
GROUND ZERO 2[原爆以降] photos/Chris Steele-Perkins/Magnum Photos Tokyo
 text/山田美也子
OUTER WORLD[東京・郊外] photos・text/内山英明
FLOATING WORLD[極東ホテル] photos・text/鷲尾和彦
LOST CHILD[東京迷子] photos・text/梁丞佑

【 texts 】
小栗康平、川田順造、 甲野善紀、酒井健、管啓次郎、田口ランディ、長谷川健郎、日高敏隆、古谷利裕、保坂和志、前田英樹、茂木健一郎、森達也、養老孟司

【 ENDLESS WORLD-循環する世界のなかで-】
小池英文、船尾修、八木清

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この世の営みは、どれ一つ単独で存在できるものはなく、
常に他の何ものかと交互に影響を受け合いながら、
その局面だからこそ成り立つ奇跡的なバランスのなかで、
「死」と背中合わせの「生」そのものとして完成している。

■掲載作家[敬称略・五十音順]
【表紙・裏表紙】大竹伸朗
【 photographs 】内山英明、古賀絵里子、関野吉晴、村上仁一、山下大明

【texts】小栗康平、川田順造、 甲野善紀、酒井健、管啓次郎、田口ランディ、長谷川健郎、日髙敏隆、古谷利裕、保坂和志、前田英樹、茂木健一郎、森達也、養老孟司

【 ENDLESS WORLD−循環する世界のなかで−】
小池英文、船尾修、八木清

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掲載作家 [敬称略・五十音順]

【表紙・裏表紙】
大竹伸朗
【 photographs 】
内山英明、長谷川健郎、吉原悠博
【 texts 】
小栗康平、川田順造、 甲野善紀、酒井健、管啓次郎、田口ランディ、日髙敏隆、古
谷利裕、保坂和志、前田英樹、茂木健一郎、森達也、養老孟司
【 ENDLESS WORLD−循環する世界のなかで−】
小池英文、船尾修、八木清

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死があるからこそ生は輝き、生があるからこそ死は厳粛になる。
喜びと悲しみもまた、お互いに深め合う関係として表裏一体である。
この世の一切のものは、単独で存在するための合理的な原理を持たず、様々な原因と条件が寄り集まった繊細なる総体として成立している。

[掲載作家] (敬称略・五十音順)

【texts】
小栗康平、川田順造、甲野善紀、佐伯啓思、酒井健、管啓次郎、関野吉晴、田口ラン
ディ、日髙敏隆、古谷利裕、保坂和志、前田英樹、茂木健一郎、森達也、養老孟司

【photographs】
大橋弘、齋藤亮一、中村征夫、山下大明、呂楠

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この世に「生」を授かったものは、時と状況に応じた関係を結んでいく。生きることはすなわち、関係を積み重ねることである。一つの関係は、偶然と必然が微妙に合わさったもので、同じものはない。だから、関係を積み重ねた「生」も、それ自身で唯一となる。
[目次]
特集 FIND the ROOT 「世界」と「人間」のあいだ
OWN LIFE 永遠の現在
【photographs】
◎GREAT MOUNTAIN/富士山 photos/text by クリス・スティール=パーキンス
◎SPIRITUAL HOME/里山 photos/text by 今森光彦
◎DEAR HEART/友・家族 photos/text by 松井良寛
◎FREE WILL/猫 photos/text by 津田明人
◎BELIF IN NATURE/国東半島 photos/text by 船尾修
【text】
◎神宝から民藝へ text by 前田英樹
◎夢はめぐりて−信州の山々、南海の島々 text by 酒井健
◎見えないけれどそこにいる、かれら text by 管啓次郎
◎キャラクターの向こう側にあるものへ text by 古谷利裕
◎「退屈の時代」の政治 text by 佐伯啓思
◎心と命 text by 日髙敏隆
◎いのちと心 text by 養老孟司
◎三をめぐる冒険・宇佐八幡の謎 text by 田口ランディ
◎晩い春の旅、断章6 text by 川田順造
◎近代化が低下させた人間力 text by 甲野善紀
◎一元的社会の安心と不安 text by 小栗康平
◎人間の終焉 text by 保坂和志
◎地球賛歌 text by 茂木健一郎
【NOW-HERE-EVERYWHERE】
◎正月の来訪神・歳神様 ナマハゲ アマハゲ スネカ photos/text by 宗形慧
◎皮なめし工場での体験 7 photos/text by 関野吉晴
◎機械と人間を隔てるもの text by 武田徹
◎感覚の停止と、大量殺人 text by 森達也
[抜粋]
ひとりの芸術的天才、ひとりの宗教的英雄が、暗愚な民衆を救うのではない。私たち
は、私たち自身が育てる無心の信仰によって救われる。柳(宗悦)が「民藝」と呼ん
だものは、こういう信仰が導く膨大な労働の数知れない作物であり、それらはまたそ
の数だけ刻々に使い果たされ、後には残らない。
【前田英樹/神宝から民藝へ より抜粋】
故郷は一つとは限らないのだ。人生の途次で滞留し、深い生命感を得た所がその人に
とって故郷になる。生が死の恐ろしさと見分けがつかなくなる、そういう深みに心身ともにつかることのできた所が故郷になる。
【酒井健/夢はめぐりて−信州の山々、南海の島々 より抜粋】
いま、オホーツク海に注ぎこむ清流のほとりで、遡上するカラフトマスの群れを見ながら、ぼくは何もしない、ただ見つめている。それはいかにも無為で無意味だ。人はつねに手持ちの知識をもって風景に向かう以上、おなじ風景をまえにしても見えるも
のはまるでちがう。無垢の目はない、それはそう。だが、こうして書物で、言葉で得た知識のフィルターによってこの風景を見つめながら、自分の存在はいったい風景に、どんな風に働きかけているのだろう。そこを汚す以外に。
【管啓次郎/見えないけれどそこにいる、かれら より抜粋】
感覚の特質は違いを検知することであり、日本人は「違いのわかる」人たちなのである。そういう文化のなかでは、概念という大雑把な、あるいは乱暴なものが、優越することはない。その社会が概念化してきたのが、日本の近代化の副作用である。そこでいのちと心という、一組の日本的概念が問題になるのは、西欧型の概念にはめ込めないからであろう。それで当然なので、それをするためには、概念の基礎となる感覚まで一度戻らなければならない。そんな面倒なことを、いまの日本人がするわけがないではないか。
【養老孟司/いのちと心 より抜粋】

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【photographs】
◎PRIMARY PLACE/鎮守の森 photos by 水越武
◎REMEMBRANCE OF BIRTH/伊勢神宮 photos by 石元泰博
◎CURRENT OF THE CITY/東京 photos by ハリー・グリエール
◎NOSTALGIA/日本のまち photos by 高梨豊
◎PEOPLE TIME photos by 小松健一
◎TIME AND SPACE/東京、どこでもないどこか photos/text by
中根静男

◎万葉集 書 御園平

【text】
◎見ようとする意思 text by 小栗康平
◎ニヒリズムを超えて text by 佐伯啓思
◎風土への思い text by 酒井健
◎斜線の旅 text by 管啓次郎
◎いまここ、あるいは、ここでないどこか text by 田口ランデ

◎何が現実か text by 日髙敏隆
◎現代生活のなかの絵画 text by 古谷利裕
◎時への視線 text by 保坂和志
◎暮らしと信仰 text by 前田英樹
◎今、ここから全ての場所へ text by 茂木健一郎
◎大いなる錯覚と、ヒトのしあわせ text by 養老孟司

【NOW-HERE-EVERYWHERE】
◎結末のない旅 photos/text by 関野吉晴
◎見える現実、見えない現実 text by 武田徹
◎日本の鬼 鬼神のこころ photos/text by 宗形慧
◎暴走の記憶 text by 森達也

東の空に昇る太陽と、西の空に沈む月は、深いところでつながっている。
太陽も月もとどまることはないが、いつか同じ場所に還ってくる。
絶えず変化する宿命を持ちながら、還るべき時に、還るべきところに還る。
この世のモノゴトは、その厳粛な摂理を反映した関係を結んでいる。
[誌面より抜粋]

伊勢の神宮は、その生活をなるほど極めて儀式化され、象徴化された祭事によって反復している。けれども、日常生活の振る舞いの外に思想も文明もない、という本能にも似た静かで激しい意志がなければ、これらの祭事は維持されていないだろう。
【神々の在る場所/前田英樹 より抜粋】

光を書くことなんて、できるのだろうか。できそうにない、ぼくには。でもある土地の体験は何よりも光の経験で、するとある土地で過ごした時間を語る文章は、失われた光を紙の上に呼び戻そうとする不可能な試みになる。
【青森ノート/管啓次郎 より抜粋】

人間以外の動物なら、現実はただそのまま現実であって、それに対して自分の遺伝が命じるままに対応する。しかし人間という動物は、その現実についての解釈を必要とするのである。
【意識と無意識/日高敏隆 より抜粋】

私は(見ることに)絶対値がないことを残念とは思わない。でもだからといって、そこに狎れようとも思わない。あいまいであることが私たちの感覚性の本質だとすれば、その感覚をどう深めていけるかを考える、ということになる。
【「見る」ことと「私」であること/小栗康平 より抜粋】

「空白」は、単に世界の中にある物理的隙間を指すのではない。世界を感じ、働きかけ、統合し、学び、動かされ、動かし、流れてやがてたどり着く。
そのような私たち
人間の「主体性」の中に「空白」が抱かれる時に、それは独特の意味を持ち始めるのだ。想像力とは、すなわち、自分自身の中にある「空白」に対する感性であると言ってもよいのである。
【多様性賛歌/茂木健一郎 より抜粋】

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[目次]
【photographs】
◎ AFTER THE WASTE/大戦後のヨーロッパ photos by ワ−ナー・ビショッフ
◎LIFE IN MEMORY/殺戮の島、沖縄 photos/text by 江成常夫
◎SPIRITUAL LIFE/いのちの宇宙 photos by 石元泰博
◎NIRVANA/聖なる河岸 photos/text by 野町和嘉
◎THE LAST WILL/パキスタン大地震−破壊と再生 photos/text by 船尾修

○書 御園平

【texts】
●祝うべき魂 texts by 佐伯剛
●大いなる錯覚と、ヒトのしあわせ texts by 養老孟司
●今、ここから全ての場所へ texts by 茂木健一郎
●時への視線 texts by 保坂和志
●暮らしと信仰 texts by 前田英樹
●見ようとする意思 texts by 小栗康平
●何が現実か texts by 日高敏隆
●斜線の旅 texts by 管啓次郎
●現代の混迷と芸術 texts by 酒井健
●ニヒリズムを超えて texts by 佐伯啓思
●心の風景への旅 texts by 川田順造
●現代生活のなかの絵画 texts by 古谷利裕
●いまここ、あるいは、ここでないどこか texts by 田口ランディ

[NOW−HERE−EVERYWHERE]
●結末のない旅 photos/text by 関野吉晴
●見える現実、見えない現実 texts by 武田徹
●寄す想い photos/text by 早坂類

ここでは死は死に留まっていない。生へつながっている。いやすでに死は生であるかのようなのだ。太陽は西に沈み冥界に落ちたあと再び東から昇る。冥界でも輝くとともにこの世では死の力でもって激しく照り輝くのだ。
【死と生の呼応−パウル・クレーと、現代への遺言/酒井健 より抜粋】

平和とは、戦争がなくなった状態のことではない。平和は、神々を助け、神々に助けられて行う生産生活の本質である。
【絶対平和論/前田英樹 より抜粋】

ある土地に長く住み、土地に働きかけ、土地から働きかけられるとき、人は変わる。
変わり、その土地の人となる。
【タンガタ・フェヌア(土地の人々)/管啓次郎 より抜粋】

私とあなたとが異なる身体を持ち、趣味も主義主張も性別も全く異なるとしても、二人ともが同じ、気持ちよく晴れた青い空の下にいれば、おそらくそこで何事かは共有されているだろう。一緒に散歩すれば、その道々でそれぞれが注目するものが異なっていたとしても、同じ道を同じ時間に一緒に歩いたことによって共有される何かがあるはずだろう。それは、その時に花を見ていたか、空を見ていたかという注目するポイントのズレを超えてあるはずだ。
【この世界が存在することへの信頼/古谷利裕 より抜粋】

私たち一人一人は、確率では代替しようのないたった一回の人生を歩んでいる。
どうすることもできない一回性こそが、人間の感情の働きの本質にかかわり、思想の深みへともつながる。
【人生の一回性に感情は燃え上がり/茂木健一郎 より抜粋】

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【photographs】
□PLAIN LIGHT photos by NASA/SPL
□PLAIN LIVING AND HIGH THINKING photos by 石元泰博
□DREAM/LIFE photos/text by トレント・パーク
□INDUSTRIAL TRACE photos/text by 風間健介
□BEFORE THE WASTE photos by 桑原甲子雄
□震災の記憶 photos/text by 中藤毅彦
■書 御園平
【texts】
●大いなる錯覚と、ヒトのしあわせ texts by 養老孟司
●今、ここから全ての場所へ texts by 茂木健一郎
●時への視線 texts by 保坂和志
●暮らしと信仰 texts by 前田英樹
●見ようとする意思 texts by 小栗康平
●何が現実か texts by 日高敏隆
●斜線の旅 texts by 管啓次郎
●現代の混迷と芸術 texts by 酒井健
●ニヒリズムを超えて texts by 佐伯啓思
●心の風景への旅 texts by 川田順造
●現代生活のなかの絵画 texts by 古谷利裕
●旅の音沙汰 texts by 姜信子
[NOW−HERE−EVERYWHERE]
●いまここ、あるいは、ここでないどこか/texts by 田口ランディ
●結末のない旅/photos/text by 関野吉晴
●暴走の記憶/texts by 森達也
●見える現実、見えない現実/texts by 武田徹
●寄す想い/photos/text by 早坂類
[誌面より抜粋]
人間が月面に至った時
人間は、地球を外から見る眼差しを得た
その瞬間にはじめて
かぎりある生命の地球を
せつないものと感じはじめた
ヒトは、自然の一部でありながら、自然を対象化し、観想し、言葉で印象を表現しよ
うとする、宇宙のなかに生まれた自意識だと思うことがあるが、今日もそう思った。
そんなとき、私は宇宙にちっぽけながら自意識を芽生えさせた造物主を、信じてやっ
てもいいと思ったりする。
【心の風景への旅 /川田順造 より抜粋】
自分の日常の体験に裏打ちされた感覚をもっと大事にしていけば、おのずと物事の実相というものは見えてくるかもしれない。
【時代の見え方 /山口宗治 より抜粋】
「じっと人間を見ていると、目の前のヒトのことを一生懸命に思っていると、ここじゃないほかのどこかのことなんぞ考える暇はないな。一生懸命に人を見つめて、一生懸命に生きていると、いいも悪いもひっくるめて、面白くてたまらないな。うちはね、どこにおっても、どんなにきつくても、生きることが面白くてならないのよ」
【旅の音沙汰 茜色の夕陽に照らされて /姜信子 より抜粋】
人生の中には、もしそれに真剣に向き合えば、それまでの自分を解放し、新しい自分に鍛え直すきっかけとなることがあふれかえっている。 (中略)
ビッグバンや超新星爆発が何回もある人生は、きっと日常的な意味でも充実している。
【超新星爆発のある人生をこそ /茂木健一郎 より抜粋】
先進国となった日本に、いまでもシャーマニズムの片りんが色濃く残っているのは、ユーラシアの奇跡のようだと思える。私たちは古代人の魂をもったまま、背広を着てビルに通っている民族なのだ。
【真似ること、語ること、そして飛ぶこと /田口ランディ より抜粋】

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