LR45さんのレビュー一覧
投稿者:LR45
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紙の本功名が辻 新装版 4
2006/01/04 11:31
土佐藩祖
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山内一豊が関ヶ原の後に土佐に封ぜられ、徐々に一豊と千代の意向のみでことが進まなくなる。旧土佐領主長宗我部氏の遺臣たちとの抗争において千代はあくまで平和的な解決を望み、夫・一豊に今までそうしてきたようにそのことを進言するが、その立場がそれを許さなくなっていた。また、実子もできぬままで、家督は甥が継ぐことになったが、その甥に対する最後の手紙は感動的であった。記憶に残る話である。
紙の本功名が辻 新装版 3
2006/01/04 11:30
男と女夫と妻
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秀吉亡き後、天下の行く末をきめる戦いである関ヶ原がおこったとき、千代は夫である一豊に知恵を託し、その知恵によって一豊は土佐一国の主になることができた。一豊はある意味で千代のつくった作品で、一豊もまた、その千代の言いつけをよく守り、よい作品であり続けた。千代の才ももちろんだが、お互いにお互いの長所をかみ合わせて戦国を生き抜いていったのだろうなという雰囲気が滲み出ている。
紙の本功名が辻 新装版 2
2006/01/04 11:29
天才
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山内千代という人は、芸術面にも才能のあった人らしい。なんでも布のあまりの切れ端を寄せ集めて着物を作り上げ、しかもその着物が今も残っているという。内助の功といい、こういう才にあふれた人もいるのだなと我が身と照らし合わせてため息が出てしまう。しかし、神は才能のありすぎる人間がはびこるのをいやがるのか、千代と一豊の間には子供ができず、唯一できた女子も地震で建物の下敷きになって死んでしまう。やはり、天は二物を与えぬものなのか。
紙の本功名が辻 新装版 1
2006/01/04 11:26
土佐藩祖
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土佐藩祖・山内一豊とその妻千代の生涯を描いた作品。
千代は、内助の功で有名な女性で、この作品もどちらかというと、千代にスポットを当てている。戦国時代などは、平時以上に女性の立場が悪くなるものだが、そんななかでも与えられた環境を最大限活かして前向きに行きようとする千代の生き様は、様々な感動を与えるものだろう。
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