丸善さんのレビュー一覧
投稿者:丸善
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紙の本文化人類学事典
2008/12/22 16:47
内容紹介
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【本事典のねらい】
21世紀の文化人類学は、前世紀までの人類学から大きく変容しつつある。ヒト、モノ、カネ、それに情報は、国境や文化を自在に超えて大量に移動するようになり、世界が標準化され均質化されてきたからだ。こうしたグローバル化の時代において、文化人類学は、世界の均質化と複雑化を現場からとらえ、新しい社会秩序を創造するための導き手としての役割を果たすことになる。今日ほど、私たちの日常世界に「異文化」が満ちあふれている時代はない。こうした時代において、「異なるもの」や「他者」の解明を目的とする『文化人類学』の意義はきわめて大きい。
本事典は、このようなグローバル化時代の文化人類学の全体像を示すことを目指して編集された。今日の動的な世界をわかりやすく日常の視点からとらえるために、各章の基本コンセプトを「やまと言葉」の動詞においた。18個のやまと言葉の動詞のもとに、現代世界の変化を説明するための用語を厳選した。インターネット上で流通する用語情報とは一線を画し、本事典では、現場(フィールド)から発想する文化人類学者らしく、執筆者自身の調査と経験にもとづいた興味深い読み物として読める「中項目主義」を採用している。現代社会に生きる人々が文化人類学的発想と視点を生活のなかで活かすために、ぜひ役立ててほしい。
■ 日本文化人類学会が初めて編纂する中項目事典。環境問題や世界紛争問題等で岐路に立つ、人類の歩みと行く末を考えるのに最適な現代的テーマを豊富に盛り込み、従来の事典とは一線を画する編集で提示。
■ 30の研究領域をわかりやすく読者に提示するため、18のキーワード(やまと言葉)で分類し、研究最前線の重要テーマを網羅。
■ 専門家から一般の方々まで、わかりやすい記述で多くの読者に役立つ話題を提供。
【掲載項目】
1 生きる [担当委員]松岡悦子
2 暮らす [担当委員]小長谷有紀
3 つながる [担当委員]上杉富之
4 集まる [担当委員]清水展
5 働く [担当委員]中谷文美
6 表す [担当委員]太田好信
7 伝える・記す [担当委員]春日直樹
8 動く(移住) [担当委員]松田素二
9 なごむ [担当委員]棚橋訓
10 癒す [担当委員]鈴木七美
11 信じる [担当委員]鈴木正崇
12 交わす [担当委員]菅原和孝
13 治める [担当委員]永渕康之
14 争う [担当委員]足羽與志子
15 開く・援ける [担当委員]前川啓治
16 探す・創る [担当委員]福島真人
17 学ぶ [担当委員]瀬川昌久
18 きわめる [担当委員]桑山敬己
紙の本言語科学の百科事典
2006/07/18 11:23
内容紹介
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言語にはさまざまな側面がある。言語システムの面では統語的、意味的、そして音声的な側面がある。さらに言語を扱っている学問領域も多岐にわたり、人文社会学系の学問はもちろんのこと、医学や工学、そして生物学もさまざまな形で言語と関わりつつある。また言語とひとくちに言っても、いわゆる私たち人間が使っている自然言語のほかにコンピュータで使われている人工言語もあれば人間以外の動物が持つ言語もある。さまざまな顔をもつ言語を包括的にそして網羅的に紹介する待望の辞典。
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