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yukoさんのレビュー一覧

投稿者:yuko

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紙の本古代マヤ王歴代誌

2002/08/15 07:42

「歴史」として語られるマヤ文明

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ジャングルにそびえる白亜のピラミッド、石碑や祭壇などの石のモニュメントに刻まれた複雑でグロテスクな文様や文字、いけにえの儀礼など、いままでイメージでしか捉えられなかったマヤ文明が、近年のマヤ文字の解読の成果により、「歴史」として語られようとしている。

この本では、ティカル、コパン、パレンケなど、代表的なマヤの都市遺跡ごとに、マヤ文字碑文解読の成果から再構成された歴史を紹介している。いままでは「嵐の空」「18ウサギ」などのニックネームで呼ばれていたマヤの王たちの名前が解読され、シャフ・チャン・カウィル、ワシャクラフン・ウバフ・カウィルなどの名であったことがわかった。そして、これらの王たちが自らの政治勢力を拡大するために行った戦争、政略結婚、宗教儀礼、モニュメントの建設などについて時代を追って述べられる。

従来「謎、ミステリー」でかたづけられていたマヤ文明史が、ここまでわかっているのか!という感想を持つ。ただし、著者らは碑文学者であり、発掘調査などの成果も取り入れてはいるものの、考古学界の大勢とは異なった見解も多い。

マヤ文明についての予備知識をもたない人には多少退屈かもしれないが、挿絵や写真が多いので、そこだけ解説と見比べるのもひとつの読み方である。分厚くて重たい本であるが、マヤ遺跡の観光に行くときには、持ってゆくと建造物やモニュメントの由来が分かり便利な本である。

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