さらりすとさんのレビュー一覧
投稿者:さらりすと
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紙の本MとNの肖像 4
2002/08/16 22:37
変態の世界へあなたをいざないます。
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マゾヒストとナルシストの恋模様を描いた傑作漫画の第4巻。
犬嫌い・聖の実家で一緒に過ごしたM・みつるとN・夏彦。幸せな気分に浸るのも束の間、夏彦の母の早とちりが原因で二人の間に大きな障害ができはじめて…!?
この漫画の一番の魅力はなんといっても二人の変態っぷり。変態度MAXの壊れているシーンは、見ていて思わずふきだしてしまいました。
また、美男美女のこのカップルは、二人合わせて美しさも2倍!! ラブラブシーンは見ているとうらやましくてため息が出てしまいます。
主役二人のほかにも、先輩、同級生、家族、先生など愉快で魅力的なキャラクターがいっぱい! ところどころにちりばめられたさりげないギャグも必見です。
あなたも一度読めばこの話のとりこになること間違いなしです。
さぁ、一緒に変態ワールドの扉を開いてみませんか?
紙の本十二番目の天使
2002/08/18 12:07
「毎日、毎日、あらゆる面で、僕はどんどん良くなってる」…
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話は主人公・ジョン・ハーディングが、生きる希望も喜びも全てをなくし、絶望的な気分で自殺を考えるところから始まります。
ジョンは幸せな男でした。若くして一流企業のミレニアム・ユナイテッド社の社長になり、すばらしい妻と愛すべき息子もいて、人生においての幸せを全て手に入れているようにさえ思えました。
しかし、ジョンの幸せな人生は突然崩れました。妻と息子が自動車事故で帰らぬ人となってしまったのです。
そして彼は生きる気力を失い、自殺をはかりました。しかし、です。そこにジョンにとっての生きる意味を彼の古くからの友人・ビル・ウェストが届けてくれたのです。
それは地元のリトルリーグチーム、エンジェルズの監督という仕事でした。
このチームには一人、人並みはずれて野球がへたくそな男の子がいました。ティモシー・ノーブルです。彼はバッティングも守備も他の誰よりもできませんでした。ただ「決してあきらめない心」を持っていました。そしてジョンの息子にそっくりだったのです。
「毎日、毎日、あらゆる面で、僕はどんどん良くなってる」
「絶対、絶対、絶対、絶対、絶対、絶対、あきらめるな!」
ティモシーは言います。負けません。あきらめません。そしてどんどん上手くなっていきます。この言葉は、チームのほかの子供(天使)たちの間にも伝染していきました。
そんなティモシーに出会い、またエンジェルズの子供たちとのふれあいの中で、ジョンはだんだん生きる気力を取り戻していきます。
書名の「十二番目の天使」とはティモシーのことです。
彼はエンジェルズの天使たちの一人であると同時に、ジョン・ハーディングの人生においての大切な天使でもあったようです。
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