暴れん坊将軍さんのレビュー一覧

京都の快男児

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京都の戦後の歴史を知るのに最適な一冊です。

「尻尾にタイマをつけたヤマアラシが、京都中を走りまくってきたみたいなものですわ。行く所、行く所、皆さんにどれほど迷惑をかけたことか」。

著者は少年時代に戦争があり、多感な時に異国の地で聞く父親の死は、意識を失うほどショックだったに違いない。
終戦。多くの人達に助けられ、京都新聞の記者として活躍。

「個人の追憶にひたっているうちに、多くの先輩や友人らのことが思い出された。ふと、自分の歩んだ道をたどってみたい気になった。そうすることで、私を支えていただいた皆さんに感謝の意を捧げられたら‥‥‥」。

寄せ書きには、衆議院議員・元自民党幹事長　野中広務　哲学者　梅原　猛
加えて、本文中には故・田中角栄など豪華な顔ぶれだ。

京都の政治を知らない方はもちろん。京都の政治を大概わかっている方にも
一読されることをお薦めします。