なこいさんのレビュー一覧
投稿者:なこい
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紙の本イン・ザ・プール
2004/10/29 13:16
心の闇の面白さ
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表紙の綺麗さに惹かれて、手にしてみた。きっかけは、青いカバーだけ。それが期待以上の話の展開とあって、数行のつもりが就寝前まで読みふけってしまった。単なる面白い小説というよりは、伊良部医師のファンになってしまうのは、私だけではないと思う。病んでいるなぁと思うたび、伊良部医師なら即注射で馬鹿しゃべりして、私が患者だったら次、何が起きる!?みたいな。かわいくないと、声はかけないだろうから、普通の対応かも…。闇=病みの時代が続く限り、続編をずっと続けて欲しい、久々の大作です!!
2005/02/18 14:02
ちきゅうをおもう
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昨年11月、ショッキングな記事を新聞紙面でみた。北極圏で、今世紀末までに平均気温が、なんと最大7度上昇するという報告だ。もちろんこの報告は、あくまで現在のペースで大気中の二酸化炭素が増えていったとの仮定をもとにした上での結論である。それにしても、7度の上昇によって何がもたらされるのか。記事の最後に、その具体的ダメージとして、最悪のケースで2070年夏には北極地方から氷が消滅するとの予測があった。
地球の危機をより身近に感じる上でも、本著はわかりやすさを超えて、何かアクションを起こそうという気にさせてくれる。本著1冊購入ごとに、途上国の学校給食費(20円/1食相当)が国連世界食糧計画に寄付されるという。
家族と、友人と、恋人と、「地球について考える」。来月開催の、万博の事前勉強も兼ねて、そんな機会を作ってみようと思う。
紙の本ニート フリーターでもなく失業者でもなく Not in education,employment,or training
2004/10/29 12:55
将来不安のカタチ
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文中の「かなりの数にのぼる少数派」とあるように、ニートの数はとどまるところを知らないほど、増えている。NEETな人々を暗に批判するのではなく、正面から向き合う、理解しよういう姿勢の内容に強く心打たれた。NEETであってもなくても多くの人に読んでもらいたい一著だ。文面も読みやすく、広い層に向けられたものだと思う。どんな人にとっても、将来に対する不安はある。それを地で表現しているのが、NEETではないだろうか。
紙の本震災ボランティアの社会学 〈ボランティア=NPO〉社会の可能性
2004/10/29 13:51
震災という現場
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学術書のため、決して読みやすくは無い。ただ、阪神・淡路大震災時、どのようにボランティアが現場で活動、また後に語られたのか、詳細な記述により、うかがい知ることができた。NPOの果たしえる役割の1つに、防災や危機管理対策がある。ここで語られた内容を教訓とし、応用とすることは、困難ではないと思う。
知人が、新潟中越地震の被災地へ、ボランティアに行っている。まだ、余震が続くとの報道に胸が痛む思いだが、少なからず縁を見出すだけでも遠いところの出来事といった傍観者にならずに済んでいる面がある。
遠くの出来事といった独りよがりにならないよう、自分なりの危機意識を持つためにも「震災」は深いテーマだと思う。
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